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龍戦記〜龍の力を受けし者〜
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龍戦記〜龍の力を受けし者〜 2

炎龍「説明するよりも、覚醒を早めてやる。」
炎龍はそういうと、口から光を出しセントにあびせた。
光が収まると、白銀の鎧を着たセントが現れた。
セント「な、何だこれ。」
炎龍「それが、覚醒だ。お主は、五属性それぞれの頂点に立つ龍達のパートナーになるべき者なのだ。」
セント「パートナー?って事は、俺も魔法使えるようになるのか?」
炎龍「あぁ、ところで、パートナー契約の仕方は、知っておるか?」
セント「確か、生まれた龍の血を飲むんだったな。」
炎龍「そうだ。しかし、お主の場合は、血を飲むだけでなく龍と戦い、お主の鎧と剣、盾にも血を吸わせるのだ。」
セント「血を、吸わせる?」
炎龍「要するに、我と戦い、我に勝つのだ。」
セント「そんな。龍に勝てる訳ないじゃないか!」
炎龍「普通は無理だが、お主の鎧の力を出せば不可能な話じゅあない。」
セント「鎧の力?」
炎龍「その鎧は、光の属性を持っておるのだ。」
セント「光の属性なんてあるんですか?」
炎龍「ある。しかし、その元となる龍の卵が見つかってないのだ。」
セント「見つかってないのに、何で鎧が出たんですか?」
炎龍「わからん。とにかく本日午後九時に我と戦うのだ。それまで、鎧を使いこなせるようにしておけ。我はお主を殺す気で行くからな。」
セント「わかった。必ず、炎龍に勝ってパートナーにするからな。」
炎龍「フッ、楽しみだ。それでは、九時だぞ。」
そう言うと、炎龍は飛び去った。
セント「ハァ、仕方ない戦いに備えて寝るか」
セントは家に戻り眠りについた。
〜朝〜
セント「ふぁ〜。よく寝た。・・・あれ?鎧はどこだ?確か、疲れてたから鎧着たまま寝たのに鎧がないぞ。」
セント「ん?何だこのペンダントと腕輪?」
セントの首には、鎧の形をしたペンダントがぶら下がっていた。さらに、右手に剣の形をした腕輪と左手に盾の形をした腕輪がついていた。
セント「もしかしてこれが昨日の鎧か?ちょっと力を込めてみよう。ハァッ」
セントが力を込めるとセントに鎧が装着された。
ガチャッ
ハル「お兄ちゃ〜ん、朝ご飯出来たよ〜。って何その格好?」
セント「あっハル。実はな」セントは、それからハルに事の経緯を話した。

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