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Step up!
その他リレー小説 - ファンタジー

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Step up! 2

「もちろんオーダーメイドだよね?セージ」    「うん 自分にあったもののほうが効果が高いからね」           アクセサリーのなかでもオーダーメイドのものは個人の能力にあわせて作られるので効果が高い、しかしとても細工が細かいため値段も高くなる。
ミレーは尋ねた。
「アクセサリーの形はどうする?」
「やっぱりブレスかな。セージはどうする?」
「俺もブレスにするよ。」
魔力を制御するにも、制御を解除するにもブレスレットが一番楽だから選んだ。
「そうそう、新しい素材を入荷したのよ。魔物の革。あなたたちによく合いそうなの。」
「見せて下さい!」
二人は同時に叫んだ。
「ちょっと待っててね」 そういうとミレーはカウンターの下から少し大きめの箱を取り出した。    「これなんだけどね、今回仕入れたのは聖獣ユニコーンとか火竜の幼竜みたいな貴重なものもたくさんあるよ」          カレンとセージは目を輝かせて箱の中を覗き込む、その中には革だけでなく鱗や牙なども入っていた。
ミレーは二人の手を握り、魔力の性質を感じ取った。
「不思議ね。双子でも、違うものが合うのね…。」
「二卵性ですから。」
セージが答えた。ミレーはノートを取りだし、素早くデザインを描いた。
「こんなのはどうかしら?」
魔物の革のベースに、流れる様なラインを鱗で描き、留め金は牙でできている。
「これ、いいですね!私、これにします!ユニコーンがいいです!」
「僕もこれが欲しいです。幼竜の革でお願いします。」
二人の目はさらに輝きを増した。
「分かったわ。鱗は二人に合うように種類をブレンドするから。3日後に取りに来てね。」
「はーい!」
二人は家に帰った。

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