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ディストーション 2

「あまり立ち入りたくない汚れた話をきいてしまった…」

ちょっぴり後悔しているとヨハンがまた話はじめた

「よし!!オレと妹の未来のためにいくぞ同士よ!!」

「てめぇと一緒にするなぁ!!」

さて、そんな会話をしつつ道をあるいていると一人の妙齢の女性がちかよってきた

金髪で長い髪、ととのった顔、スレンダーな体の美人だった

「あの…すみま」

女性が話おえるまえにヨハンが割りこんだ

「ねぇちゃん胸みせ、ごぶはぁ!?」

すかさず武器のフライパンでヨハンの頭を強打する俺

「お前はモラルがないのか!!」
「へるようなものじゃないですし。みせてもかまいませんよ」

「お前も羞恥心がないのか!?」

とっさに突っ込みをいれると女は服をぬぎだした

そしてロリコン(ヨハン)がそれに見いっていると女が突然短剣を手に襲いかかってきた

それをフライパンで俺は弾く

「ちっ。胸みせればアホな男がくいついてくるから殺しやすかったのによ。邪魔しやがって」

女の本性が現れた

その言葉に俺とヨハンは戦闘体制にはいる

「一人で男二人にかてるとおもってんのか?」

俺が皮肉を込めて発言すると女は相手を小馬鹿にしたようなことをしゃべる

「ふざけてんのか?この私を誰だと思ってやがる」
「えーと、どなたさまでしょう?」

あまりに自信満々な様子に、俺ははっきり『知りません』とは言えず、小声で尋ねた。
だが、女を怒らせることにかけては、どちらも同じだった。女のこめかみに、ぴき、と血管が浮く。

「『人食い』リベカ様をご存じないってのか」

?マーク付きで俺とヨハンは顔を見合わせた。
正直、聞いたこともない名前だ。知り合いに同じ名前の女もいない。

「大変残念ながら…」

重々しく、存じません、と続けようとすると、女がいらだった様子で短剣を逆手に構えなおした。
脇を締め、右半身を前に、空いている手は牽制の形にし、腰を落とす。

「ふざっけんなよ、ガキどもが。心臓えぐり抜いてやる」

…何だかものすごく物騒な一言を聞いたような気がした。

とりあえず、冗談ですよねと笑顔でごまかそうとしたとき、女の足が地を蹴った。冗談ではなかったようだ。
女は先に、鉄パイプを振りかぶったヨハンに向かった。早い。一瞬のちには、短剣の切っ先はヨハンのみぞおちに触れていた。

「よけろ、ナッ…ヨハン!」

忠告はちっとも間に合っていなかった。俺が名を言い終わるより先に、ヨハンは奇跡的に体をひねって、女の突進から身をかわしたのだ。
ぎりぎりだった。
対象を失った切っ先は、ヨハンの背後にあった街路樹に突き立った。

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