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ディストーション 1

ノストラダムスの予言のように世界が滅亡するとしたらあなたはどうするだろうか?

これは3年後に滅亡の未来がある世界で生きる男の物語

その世界はよく小説などにある魔法などで栄え中世のヨーロッパてきな雰囲気が漂う世界である


「邪魔くせぇ…」

俺は道端に転がるゴロツキであったろう死体を蹴るとゴッという音ともに死体があさっての方向へ飛んでいった

死体を蹴り飛ばすという罰当たりな俺の名前はアッシュ

19歳のピチピチ(死語)の若者だ

だが3年後にこの世界というか星自体が滅んでしまうらしい

「やってらんねぇ…」
この世界はいままでは平和で暮らしやすかったんだが、3年前にある有名な占師が言った言葉によって平和は脆くも崩れ去った

占師の言葉はたしか

「もう手遅れだね。ずばり言うわよ?この星は3年後に滅亡する。つまりここにいるやつら全員死ぬわけ。あんたら死ぬわよ。死ぬ前に好きなことやってから往生しやがれ!!」

なんつぅ占師だ!!とか突っ込みはなしにしてほしい

占師の無責任な一言によって強姦、殺人はあたりまえ

はたまたカルト集団までできる始末だ

世も末とはこういうことだろうか?

頭が痛くなってくるな
(さてこれからどうするか)

はっきりいって3年後に滅亡するのは確定だろう

地震や津波など自然災害があとを絶たない

また謎の病気の発症や隕石の接近

はたまた未確認生物の大量の目撃例など不穏な雰囲気丸出しである

そんななか俺はなにをするか迷った

ただのたれ死ぬのは嫌だからだ

そう考えているうちにひとつの結論にいたった

“滅亡をふせぐ手段を探してみる”

単なる悪あがきかもしれないがなにもしないで死ぬよりましだろう
そんなわけで俺はいま旅にでている
そういえば俺には昔からの友人がいる

年齢は俺と一緒だ

こいつは一言でいえば変態だ

なぜかそいつも一緒に旅をしている

そしてそいつが俺に話しかけてきた

「なあ、アッシュ」

「なんだヨハン」

「オレの妹がこのまえ10歳なったんだよなぁ」

なにか嫌な雰囲気を感じとったが気のせいだと思い短く返事をした

「そうか」

「かわいいよなぁ」

「そりゃ歳がはなれてるからな」

「そういう可愛いじゃねぇんだよ!!」

「ん?」

「っていうかオレの好みというか愛してるというか…」
「ヨハン、いままで気付かなかったが、いや薄々気付いていたが、お前まさか…」

ヨハンはロリコンだった

「神よ!!神よ!!神よ!!」

両手を会わせ目の前の超状現象に俺は軽いパニック状態に陥ってしまった

「しかも近親相姦!?いやまて、OKOKおちつけ俺」

頭のなかを整理し冷静になる俺

3年後じゃなくてもあと1ヶ月したら星は滅亡するじゃないのかという不安が頭をよぎる

「オレは妹とヤルぜ…!!」

「親が許さねぇだろ」

「親父は離婚していねぇ。かーちゃんは新しい男つくって家を出ていっちまったんだよ!!」

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