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クロスロード
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クロスロード 2

「リロイ、リロイは居ないのか?」
「はい、何でしょう?」リロイを呼んでいたのは
サザンクロスの隊長サルファだった。
「雇われたぞ、これから雇い主に従って従軍するからそのつもりで」リロイはサルファの従者で15歳になった。

サザンクロスはリロイが15歳の時点で、隊員数はまだまだ少なく30人足らずしかいなかった。
「それでどこに向かうんですか?まさか戦場じゃあ無いですよね?」
リロイは初陣を済ませて無かったから恐れはしてなかったが怯えはしていた。
「心配するな、我がサザンクロスは個人の護衛をするからな、いい金づるでな」サルファは周りに気付かれないようにリロイに笑いかけた。
「それに我が隊は傭兵部隊のランクではDランクになるから戦場の依頼はそうそう来ないよ」リロイの気持ちを察したのかそう言った。
傭兵部隊ランクはSからFまでありSランクになれば相当金額が高くなり貴族や王族や戦争中の国しか雇えないし雇わない。


Sランクはかなりの人数で依頼主からの信頼が厚く無いとならないからその部隊の中にも複数の部隊が存在し、ランクもそれぞれに付いている場合もある。
「依頼主は西の大国タンガの貴族ラディン氏だ。」
「えっあの変な噂の絶えないあのラディンすか?」いつの間にか隊長のテント内に入ってきていたナシアスが割り込んできた
「そうだ、あのラディンだ」
「何でまたラディンの依頼をうけたんで…」不満を顔中に表しながら言いかけたがまた横から割り込んできたバルロに羽交い締めにされテントから連れて行かれた。

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