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クエストフォースエピソード2〜神から下された啓示〜
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クエストフォースエピソード2〜神から下された啓示〜 1

一人の少年がカルガルダという森で道に迷っていた…「だぁ〜!今度は迷子になった〜!!」
その少年の名はヴィン…彼は邪竜パレイオスを倒すために冒険をしている(ただ、邪竜の名がパレイオスなのかは不明)ヴィンはふてくされたため、小石を蹴りながら歩いていた
「オレもしかして、一人で旅しない方が良いかもな」そんな、どうでも良い愚痴を漏らしながら歩いていたら…なんと、建物が見えてきた
「えっ、アレはどこかの神殿!?人がいるよな?」
そう考えたヴィンは神殿に向かって走り出した…
だが、この神殿にある宝物がヴィンを戦いへと巻き込まれるのであった…

「でっけぇな〜」
…その神殿は造りからして、できてからかなりの年月が過ぎていそうだが、不気味とも言える、神秘的な美しさがある…
「何かでそうだよなぁ?って誰もいねぇんだよな…やっぱ、誰か連れてくるんだったか…」
ウ゛ィンはブツブツ言いながらも神殿への階段を登っていく…
そしてヴィンが神殿の扉に今しも手を掛けた時である。
「ぐはぁっ!?」
……突然開いた扉に顔面を直撃され、階段から転げ落ちるヴィン。
「だ、大丈夫ですかぁっ!?」
階段の上から駆け下りて来る人影を視界の端に捉えながら、彼は意識を失った――

 何か、女性が自分に言い聞かせているような声でヴィンはベッドから目が覚めた。その声は、とても包容力があり、優しさがあった「ある日、十二の神は何もない世界に大地を作りました…ですが、それが悲しみの始まりでした…十二の神たちはその大地を巡って戦いを始めました…」
ヴィンは心の中でこう呟いた(このまま、こうしていたい)女性をよく見たら年はヴィンと同じぐらいの16、17歳ぐらいにだった彼女がヴィンの目覚めに気付いたようだ        「あっ、目覚めたんですね〜!?よかった〜もしかしたら、自分で蘇生の儀式でもしようかなぁ〜って迷ってたんですよ」
「蘇生って、いたたた……ええと、ここは?」
まだ痛む頭をさすりつつ問い掛けるヴィンに、
「神殿の中の仮眠室です。覚えてますか? さっき、入り口の階段から転げ落ちて――」
「あ、そうだったね。助けてくれたのは、君?」
彼女は微笑して首を振る。
「流石に私一人では運べなかったので、他の神官の皆様に手伝って頂きました」

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