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ドラゴンクエスト[〜それから〜
その他リレー小説 - 二次創作

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ドラゴンクエスト[〜それから〜 7

エイクはそっと…華麗に振り向いた。
ゼシカが映る。
ヤンガスが映る。
ククールが映る。

お前らがいてくれなきゃ、俺、一生へこんでた。
助かったよ!!

エイクは何もいわず、笑った。

ありがと。

仲間の胸の中には、きちんとエイクの気持ちが伝わったのだ。

「さぁ!ミーティア姫を捜すわよ!」
ゼシカは大きな胸を震わせ、深呼吸した。
「っと、とりあえず何処に行く?」
ククールがエイクに問掛けてきた。
「とりあえずはこの辺りの村を適当にあたる…。」
「えっ!もしかして野宿ぅ?」
ゼシカが不満そうな顔でエイクを見た。
「な〜んだよ、ゼシカお嬢様。前は日常茶飯事だっただろ?野宿なんてさ。」
ククールが両手を広げ、肩をすくめる。ゼシカはぷくと頬を膨らませ、
「わかってるわよ!」
と言い残し、ずんずん先を歩いていった。
「相変わらずでがすなぁ。ゼシカとククールのあんちゃんは。」
ヤンガスがワハハと豪快に笑う。エイクもつられて笑っていた。
「ほんと、仲良いよ〜、さってと!出発しよっか!」
日はもう暮れかけていた。
オレンジ色の太陽に、これからの希望をのせた。

待ってろよ。
ミーティア。

エイクは太陽に向かって走る。
後には仲間たちが追い掛けてくる…


ここは、ベルガラック。様々な国の人々が行き交う街にエイクはいた。
「エイク、どう?」
宿谷からでてきたエイクに、ゼシカが尋ねた。
「ダメだった…。」
「そうなの……。」
がっくりと肩を落とす二人。そこへヤンガスとククールが戻って来た。二人の顔を見て、重い口を開いた。
「…カジノにいる奴等に聞いてみたんだが、姫さんの目撃情報は無かったよ。」
「ギャリング兄弟もダメだったでがす。」
四人で溜め息をつく。ヤンガスがふと顔を上げた。
「兄貴!パルミドに行けば何か見つかるかもしれませんぜ。」
「確かに…あそこの人感じ悪いから、裏情報を知ってそうね。」
ゼシカが言う。ということでヤンガスの提案でパルミドへ。
パルミドは活気があるが、感じ悪そうな方がつらつら…。
するとヤンガスの知り合いらしき人が話しかけてきた。

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