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ドラゴンクエスト[〜それから〜
その他リレー小説 - 二次創作

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ドラゴンクエスト[〜それから〜 28

ピキッ…
赤い閃光がドラゴンの横をぬけると同時に、ドラゴンの角にヒビがはいり、そのヒビからは光が溢れだす。
グウォォォ!!!
ヒビから溢れた光が空を照らし、星空はしばらく青空へと姿を変えた。
「そろそろか…」
ゲルダが掌を重ねるとゲルダの元へ光が集まり始める。
「アストロン!!!」
ゲルダの掌からエイクの元へ放たれた光は、鋭い矢の形をしエイクに突き刺さる。
「ゲルダ…何しやがった!!!」
エイクに光の矢が刺さった事に動揺し、ククールはゲルダを睨みつけた。
「黙ってな、それよりもうすぐ爆発が起きるよ!!構えてな!!」
「てめぇ…」
ヤンガスの角がはらはらと砕け落ちていく。
グワァァアア!!
彼は苦しそうに頭を抱えた。身体のあちこちから閃光が零れ出した。
「ゼシカ!」
ゲルダが叫んだ。ゼシカが頷いて竜の杖を振りかざす。
「行けぇえッ!」
エイクとヤンガスの周りがぐにゃりと歪む。
「エイク、逃げろ!」
ククールが呼び掛けるが、エイクはぴくりとも動かないまま、次空間へと移動してしまった。

「痛たたた…ここは…」
灰色の空の荒れ果てた大地にエイクは倒れていた。大地は温かくエイクを眠りへと誘う。
「何か体がだるいなあ…あ!!ヤンガスを捜さないと」
エイクは急いで立ち上がると土埃を払い、あてもなく歩き始める。荒れた大地はどこまでも続きエイクは次第に不安になっいく。
「海の上にいたのに何でこんな所にいるんだろう…ゼシカかなあ」

ガチャ…
漆黒の武具をまとった者がヤンガスに剣を突きつける。
「何が目的だ!!」
「ラプソーンを倒した者を消せと言われただけだ…しかしこの程度だとは、がっかりだ」
ヤンガスは斧で剣を振り払う。

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