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交差世界(アニメ・ゲームキャラ全般)
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交差世界(アニメ・ゲームキャラ全般) 4


「厳密に言えば、少し違うが、まぁそういうことだ。このゲーム内の世界がオリジナルだとしたら、ここに居る桐生さんはオリジナルから独立した全くの別次元の人ということだ。」
…分かったような、分からないような…
「まぁそのうちに理解するさ。」
「そうか…。」
桐生はなんとなくうなだれている様だ。
「これからどうします?桐生さんのいう神室町は存在しないと思いますが。」
「そうだな…。なぁ、お前元の世界に戻る方法はあるのか?」
やはり不安なのか、僅かに焦っている感じがする。

「あるにはあるが…。」
「…どうすれはいい?」
桐生が身を乗り出す。
「そうだな…一度俺が居た世界に来てもらうか。もちろん、神野も含めて。」
「ほぇ?」と気の抜けた返事をしてしまい、思わず顔が赤くなる。
「ど、どうしてですか?」
「当たり前だろ?俺や桐生さんを見たんだから。」
どうやら口封じのためらしい。

結局二人に付いて行くこととなった。

………同時刻、???

黒いフードを被った男は座って考えていた。
(最近、簡単に扉を出現できるようになってきたな。それにハートレスの動きが活発になっている。…何かの前兆か?)

「やっと気付いたようだな。」
あの管理者を刺した黒い影がいきなり現れた。
「貴様…!!」
「おっと…お前があの《鍵》を持つ少年に倒されてから、再び命を得たのは、誰のおかげかな?」
「くっ…。何の用だ!?」
黒いフードを被った男が黒い影に詰め寄る。
「良いことを教えよう。…《派生元》の壁が崩壊しつつある。」
「なに!?」
黒い影は笑いながら消えた……



………

「そういえば、管理者さんはなんていうんですか?」
「ん?言ってなかったか?…実はこれといった名前はないんだな、これが。」
「「本当(か)ですか?」」
反応が桐生とかぶってしまった。
「ああ。好きに呼んでくれていいぞ。」
「管理者のカンさんとか?」
「勘太郎?」
「いえ、いっそ管理人さんとか…。」
だんだん話が変な方向に…
「…マジメに考えろ。それに、桐生さんも乗らなくていいから。」

「一時期この《派生元》にいた時があったが、その時は秋本和樹(アキモト カズキ)と名乗っていたんだ。」
「じゃあ、秋本さんで。でも、なんでもっと早く教えてくれないんですか?」
「他にも色々な世界をまわってきたからな、名乗っていた名前も沢山あるぞ。」
桐生が少し興味深そうな顔をしている。
「例えば?」
「えっと…クレメンス・カルソニア・メイル・カシラス…とか?」
「ク…クレ?」      どこの世界だ……


………東京、神室町

「おじさん…どこ行っちゃったんだろう?」
遥は突然いなくなった桐生を探しに神室町に来ていた。
(ヒマワリの園長さんからお許しをもらったけど、なんか不安だな…。)

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