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ドラゴンクエスト[〜それから〜
その他リレー小説 - 二次創作

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ドラゴンクエスト[〜それから〜 9

「ヤンガス…カンダタ団に戻ってこい!!」
「…もうあっしは盗賊から足をあらったんでがす!!」
ヤンガスは斧に手をかけカンダタを睨みつける。
カンダタが左腕をヤンガスにむけて振ると、建物の上から一斉にごろつきたちが飛び下りてきた。
「20対1…さすがのヤンガスも逃げ切れまい?」
カンダタはニヤニヤしながら腕をくみ、ヤンガスの返答を待つ。
「でも…アッシは…。」
ヤンガスは凍りつくような眼で
ガンダタを睨んだ。
「戻るものか!!」
叫んだと同時にヤンガスは地を蹴った。
負ける…かもしれない。
でも…
エイク、ゼシカ、ククール、トロデ、ミーティア…には
迷惑をかけたくない。

「残念、あっしは『エイク団』に所属してるんでがす!!」

カンダタが右腕を振るとあらくれたちは一斉にヤンガスへ飛びかかる。

「斧無双!!」
ヤンガスが斧を振り回すとあらくれたちは次々と倒れていく。
ヤンガスは狭い道へと走り出した。あらくれどもがヤンガスを追い掛ければ、自ずと一列になってしまう。
「うおおお!」
ヤンガスは走りながら斧から鎌へと武器交換を済ませ、身を翻す。
「かまいたち!!」
風の刃は最後尾にまで届いた。
「ふっ。腕を上げたな、ヤンガス。」
「アンタこそ、どこでこんなに子分を作ったってんだ…。」
カンダタは背中に備えた2本の斧をつかみ構えた。
「たしかエイク団だったよな?今頃どうなってるかな…クックック」
「まさか仲間にも!?テメェ…!!」


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