PiPi's World 投稿小説

交差世界(アニメ・ゲームキャラ全般)
その他リレー小説 - 二次創作

の最初へ
 50
 52
の最後へ

交差世界(アニメ・ゲームキャラ全般) 52

全ての隊員が降りた後、ベレー帽を被った男が降りてきた。それと同時に全隊員が敬礼する。ベレー帽を被った男は隊員の前で話し始めた。

「いいか、諸君。今回の我々の任務は突如現れたこの建物を調査する事だ。一般市民を見つけたらこのトラックに連れて来ること、いいな。」

「「「了解!」」」

隊員が声を揃えて言うと建物の中に突入して行った。
「行ったか……」

「そういえば、あなたの名前は?」

「私はジェームズ・テイラー。《AMS》の工作員だ」

「もう、なにがなんだか」

「そう嘆くな、トミー」

しかし、このジェームズという男、できるな。工作員なだけあって相当な修羅場をくぐりぬけて来たか。

アンブレラにゴールドマン。お互いに面識はなし。しかも片方は突然現れた。

ということはだ。
ジェームズはある意味ゴールドマン側の人間というわけだ。

「それで、どうする、あのビルに入るか?」

「そうだな。ビルの中ならここよりは安全だろう」

「ちょっと待てよ。さっきの奴らに見つかったらどうするんだ。」

「……一般市民になりすますんだ。彼等がより安全な場所に運んでくれるだろう」

そこまで考えてたのか、とか考えながら俺達はビルに向かって歩き始めた
「でっけぇ……」

玄関前でビル全体を見上げると最上階がかすんで見えた。

「ホント……何階ぐらいあるのかしら?」

「120階程だ」

こういう時、親玉ってのは最上階にいるもんだがな。
ジェームズを先頭にしてぞろぞろと入っていく。案の定、ホールも吹き抜けで広い。

「誰もいないな。アンブレラは上に行ったのか?」

俺らはホールの真ん中にあるエレベーターに向かった。

「……ボタンが反応しないわ」

連打するシンディ。
他にはエレベーターは見当たらない。どうしたものか。


「他にエレベーターはないの?」

「すまない、詳しくは知らないんだ。ゴールドマンを追っていたらこのビルが本拠地だということをやっと突き止めたところだったからな」

こんだけデッカいビルだ。連絡用のエレベーターとかあるんじゃないか?

「……これは最悪、階段だな」

とにかく、俺らは最上階を目指す足掛かりを探すことにした。

SNSでこの小説を紹介

二次創作の他のリレー小説

こちらから小説を探す