PiPi's World 投稿小説

ドラゴンクエスト[〜それから〜
その他リレー小説 - 二次創作

の最初へ
 12
 14
の最後へ

ドラゴンクエスト[〜それから〜 14

   ドン!!
「どうゆうことでがす!?」
目の前の光景に
三人は目を疑った。兵士たちと対峙しているのはドラゴンではなくどう見ても3人の人なのである。
「まさか龍神族…!?」
驚いている3人にむかって侵入者の一人が怪しい笑みを浮かべる。

「龍神族ってなんでがす!?」
ゲルダも門番を横目で見る。
「話は後だ、橋の上のこっちを向いた男…くるぞ!!」
ヤンガスとゲルダは門番の言葉にとっさに反応し構え、橋の上を睨みつける。しかしそこに男の姿はなくなぜか川の水が打ち上げられていた。
「消えたでがす!?」
橋の上から視点をずらした瞬間、ヤンガスの視界に怪しい笑みを浮かべた男の顔がうつり込む。
「龍王の杖…知ってるよね?あれ大事な物なんだぁ♪返してくれないかな?」
ヤンガスはゲルダを守ろうと横を見るが、川の水が濃霧となりゲルダと門番の姿を確認できなくなっていた。
                     
「ヤンガス!!」
橋の上の男がヤンガスめがけて飛んできたのが分かった瞬間、ゲルダは叫んだ。しかし一瞬にして霧に包まれ目の前が真っ白になり身動きがとれなくなった。
「くっ、何だいこの霧は!!」
  カツン、カツン
真っ白な霧の中頭巾を被った女が杖をつきながら歩いてきた。

「この霧からは逃れられないわよ、マヌーサって知らない?その魔法の強化版なのよ…この霧は」
女はゲルダに話す間を与えず話を続ける。
「『龍の試練』って古の書物を探しているんだけどしらない?」
ゲルダは不機嫌そうに答える。
「そんな物聞いた事もないね!!」
その言葉に対し女は杖を地面に突き刺し笑顔で答えた。
「そう…じゃあ答えてもらった事だし、お礼をしなくちゃ♪」

SNSでこの小説を紹介

二次創作の他のリレー小説

こちらから小説を探す