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月は東に日は西に
恋愛リレー小説 - 青春

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月は東に日は西に 1

すいませんジャンル間違えちゃいましたけどここに書かせてもらいます…ジャンルはラブコメです…多分…


全寮制の部屋に雀の声が鳴き響く。僕はその声に起こされた。僕は目をこすり部屋を見渡す。初めて寝たこの部屋。昨日寮に入ってきたためまだ整理できてない荷物が部屋の片隅に置かれてた。ルームメイトである昔からの友達は雀の声が気にならないご様子のようだ。いびきをかき爆睡だ。
「早く起きちゃったな…」
僕は時計を見てそう呟く。
本当はダメなんだけど…。そう思いながらも寮の外にでた。
朝の空気はうまい。学園敷地内には結構木々が並んでるせいなのか。空気がきれいな気がする。日はまだ完全に上がりきってない状態で空は微妙に青黒かった。
―ドタドタ―
僕に走る音が近付いてきた。「きゃ!」
「うわ!」
お互い声を上げ尻餅をつく。
「あたた…すいません大丈夫ですか?」
「いつつ…大丈夫大丈夫…」
苦笑しながら僕は答えた。
ぶつかって来たのは茶色い髪の毛を左上で結び、瞳は赤っぽい色で顔立ちのよい美少女だった。格好は長いズボンのジャージにTシャツとゆう格好だった。
「ならよかった…って良くない逃げましょう!」
一瞬なんの事だと思ったがすぐなその疑問に対する答えがわかった。
「こら!まちなさい!」
彼女が走ってきた方向からもう一人走ってくるような影が見えた。
「やば!」
恐らく見回りみたいなものだろう。ひとまず寮に急いで戻った。

「「ふぅ」」
なんか違和感がある一安心の声が僕の耳に入って来た。
「ってなんで君ここにいるの!?」
彼女はあっ…っとしたような顔をして言う

「ちょっとでいいんでかくまってください!」
手を合わせて僕に深々とお辞儀をしてきた。どうしようか迷った。男子寮に女の人と2人でいたらたちまち噂は広がってしまう。かと言って見捨てて追い出してしまうのも気が引ける話だ。
―トントン―
僕の耳に足音が響く。
しょうがない…。
「とりあえず僕の部屋に」
こそこそっと彼女にいって有無を言う前に僕は歩きだした。

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