きっと好きになる。 2 「美香、早く起きなっ。遅刻するよ」 「はーい」 あぁ、結局、昨日はよく眠れなかったなぁ。 ぐだぐたしながらも、ベットから起き上がると、お母さんがアイロンをかけてくれた制服が目にはいる。 「アンタも今日から高校生なんだっけ」 んーあっという間だよねっ」 「そーね。早いわね。……まっ、相変わらずお母さんが毎朝起こしにこないと、始まらないけどね」