幸福的恋愛のススメ 2
「本当に大丈夫?足から血がでてるよ?」
「あ…。これくらいなんとかなります。」
「ダメだよ!!足にばい菌でも入ったら・・・。
先輩は私の体をひょいとあげ、お姫さま抱っこをする。
「…っ先輩??」
「暴れたらけがが悪化するよ。」
「えっ、どこ行く気なんですか??」
「どこって…保健室だよ。まずは君の足を手当てしないとね。」
先輩は私を抱き抱えたまま
保健室に運んでくれた。
ガララ‥
「先生いないじゃん」
先輩はイスに私を降ろして言った。
「俺が治療してやるよ」
そして先輩は優しく
手際良く治療してくれた。
「すいません
ありがとうございました」
私は恥ずかしさと緊張で
早くその場から逃げたかった。
保健室から出ようとした。
「待って」
「はあ‥?」
「さっきアレ見てたでしょ?」
やばッ!
告白除いたのばれてたんだ‥
「すいません
偶然出くわしちゃって‥
てか先輩好きなヒトいるって!
誰なんですか?」
聞くんじゃなかった‥
今度こそ失恋だよ
「君に教えるわけないじゃん」
先輩はいじわるそうに
笑って言った。
その顔がかっこよくて
また惚れ直した。
「で、ですよネ-‥」
「じゃあ俺もどるから
またネ。舞香チャン♪」
先輩は微笑んで出て行った。
‥かっこ良すぎなんですけど!!!
「舞香-!」
「お-!美和-」
教室に戻ってると
クラスメ-トの
美和に話しかけられた。
「あんた
どこいたの?」
「ちょっとネ-。
てかやっぱ
先輩かっこい-!!」
「何かあったの?」
私はうかれスギて
先輩の事を
色々話した。
キ-ンコ-ン
カ-ンコ-ン‥
「チャイムだあ-」
私達は
話足りなかったから
次の時間は
さぼる事にした。
屋上に行くと
誰かの声がした。