運命の人 7
みんなで盛り上がったまま時間が過ぎ次の日が仕事だから早めに、お開きした。
しかし…次の日に一大事な出来事が起きるとは私達は知る由もなかった……
次の日…
私は事務所に来て会議室に近付いた時に大きな音がした。
そこからAKIRAとTAKAHIROが慌てて出て来た。
「二人とも、どうしたの?凄い音したけど!」
「爛華ちゃん!!大変だ!」
「篤さんとMAKIDAIさんが喧嘩を!!」
「ぇっ!?何で喧嘩を?」
「知りません…」
「HIROさんがまだ来てなくて…」
私は会議室に入ったら、MATSUが喧嘩してる二人の間に入り、なだめてる光景が目に入った。
「MAKI兄も篤ちゃんも、喧嘩しちゃってどうしたの?」
「そんなに聖恋を奪いたいのか?」
MATSUをしり目にMAKI兄が怒鳴った。
「あぁ!もちろん!!」
そして、とうとう殴り合いに発展してMATSUも太刀打ち出来ないでいた。
「止めなさい!」
ドンッ!!…
「キャッ…」
私が間に入り止めようとしたら、私は飛ばされた。
「爛華ちゃん!?」
「爛華!!大丈夫か?」
ブチッ!!
とうとう私の堪忍袋の緒が切れた。
「…にして…」
私は怒りに震えながら立ち上がった。
「ぇっ…!?」
「二人共いい加減にしなさい!!何が原因が解らないけど外まで聞こえてるよ!周りにも迷惑かけて最終的に殴り合い?怪我でもしたら仕事にならないでしょ!プロなんだから恥を知りなさい!」
私は言いたい事を全て言って肩で息をして座り込んだ。
みんなは、いつもと違う私を見てポカンとしていた。
そこへHIROさんが来た。
「どうした?鳩が豆鉄砲を食らったような顔をして!」
そこへAKIRAがHIROさんの所に来て一部始終を説明した。
「そうか…爛華ちゃん大丈夫か?」
私は我に返りHIROさんを見て頷いた。
「今日のミーティングは中止だ!爛華ちゃんは誰かさんに飛ばされて、こうなってるから明日に変更だ!」
「HIROさん、私は大丈夫なのでミーティングしましょう…」
私は笑顔で答えた。
「本当に大丈夫か?」
HIROさんは私を心配そうに見つめた。
「はぃっ…」
「爛華、立てるか?」
MATSUは私を支えて立たせ椅子に座らせた。