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学園の花婿
官能リレー小説 - レイプ

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学園の花婿 277

「良かったわね、ひなのちゃん。さあ、良くん。こっちにおいで」
麗那は良一が来ると、慣れた手付きで良一を抱き締める。
「お姉ちゃぁん…」
「ひなのちゃん、良くんはこうやって抱き締めてあげると喜ぶのよ。さあ、やってみて?」
「はい!良くん、こっちに来て?」
「…う、うん…」
ひなのが教わった通りに良一を抱き締めると、良一は気持ちよさそうにひなのに身を任せる。
「ひなのちゃん、夏休みの予定はどうなってるの?」
「大学の研究と、両親から実家に帰って来る様に言われておりますわ」
「実家に帰るのはいつかしら?」
「来週には。何か大事な用事があるらしくて…」
普段まだ大学生ではあるがひなのを大人として、社会人として扱っている麗那がひなののプライベートの事を聞くのは珍しかった。その麗那が急に夏休みの事を聞いてきたので、ひなのは不思議に思いながらも素直に答える。
「ひなのちゃん、実家に帰る予定はキャンセル出来るかしら?」
「えっ!? …いえ、無理です…」
「いえ、キャンセルしなさい。これは花園家当主として命令です!
ちゃんと私がご両親に連絡しておくから」
「…は、はい…」
ひなのは麗那から命令をされて、不思議に思いながらも素直に頷く。
良一はというと、二人が話をしている間も暢気にひなのからの愛撫を受け、気持ちよさそうにしていた。




「千乃、今から準備をしに行きなさい。現地で合流よ」
「はい」
夏休みも間近となり、麗那は普段の業務をこなしながら、同時に夏休みの準備を進めていた。
「マルス、良くんは?」
「唯様とお菓子作りをされております。学園長に食べて貰うと張り切っておられました」
「本当?うふ、それは楽しみね。じゃあ、良くんのお菓子が出来るまでに仕事を終わらせないといけないわね」
マルスからの報告に麗那の顔が一気に弛むが、麗那は直ぐに気持ちを切り替えて仕事を再開させる。
「セリちゃん、最終報告をお願い」
「はい」
麗那はセリからの最終報告を受けながらも夏休みに支障の無い様に普段の仕事を進め、話の合間に質問と注文を繰り返している。

「………以上でございます。お姉様、予定通りに進んでおりますわ♪」
「そう、いよいよね。この夏休みで失った時間をしっかりと取り戻すわよ」
「ええ、楽しみですわ♪」
「じゃあ、夏休みに入る前に早く仕事を終わらせて、良くんが大好きなお姉ちゃんに、そして良くんを大好きなお姉ちゃんに戻らないとね!」


(第一部 完)





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