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セフレにされました
官能リレー小説 - レイプ

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セフレにされました 7

「奏さんは、その別れた人に未練はないの?」
遅めの朝食を終えて、ゆったりと珈琲を飲みながら誠と奏は話していた。
「追いかけて嫌われたくないし、ストーカーにされたら刑務所に行くことになるでしょ。それは絶対に嫌」
刑務所ではどんな生活をさせられるか、奏は養護施設で学ばされていた。
囚人は強制労働のみのメニューか、セックス三昧と土曜日か日曜日の強制労働のセットメニューを選択する。
相手への愛情も親密さもなく、囚人たちはセックスを義務として平日はずっと行わされる。拒否すれば刑期はその日数だけ増えていく。
妊娠しても手当は支給されないが、妊娠中のおよそ10ヶ月間の間は眠らされ、手術で子供を取り出されたあと、残りの刑期をまた毎日ちがう囚人たちと交わり続ける。
その結果、不妊症になる可能性が高い。
また男性も精神的にやられてインポテンツになる可能性が高い。
そうなれば強制労働のみの生存率が低い生活を選択せざる得ない。
「もし、ストーカー法で逮捕されなかったら、その人と会いたい?」
「いちおう理由を聞いてから、頬をバチンと思いっきりひっぱたいてやりたい。飛び蹴りでもいいかも」
「またつきあいたいってわけじゃないんですね」
「今は誠くんがいるじゃない。あたし、そんな何人もとつきあえるほどすけべな女じゃないから。前の男が忘れられないの、っていうと思った?」
奏はくすくすと笑って、誠の太ももを撫でた。
「あたしのこと、気に入ってくれてよかった。初めてのセックスで中出しまでしてくれるとは思ってなかった」
つきあっても避妊具や膣外射精、あと、アナルセックスやフェラチオなどで満足して、膣内射精までしたがらない男性も多い。
恋人に自分とのセックスの気持ち良さを感じてもらえばいいという女性も多い。
男性は愛情の証として中出しをする。妊娠させられたら女性に生活資金を与えることができる。
「部屋にまで連れ込んでおいて、すぐに手を出さないなんて、女としての自信をなくすところだったけど」
「……奏さん」
「なあに?」
「もう、誰でもいいやなんてやけになって夜中に徘徊しちゃダメですよ。レイプ犯じゃなくて、殺してカードを強奪する強盗だっているかもしれないですから」
国家が管理する総合銀行のカードで店で品物が購入できる。カードのセキュリティを解除された偽装カードを盗まれて作られたら、根こそぎ財産が奪われる。
男性のカードよりも、妊娠の支給がある女性のカードのほうが狙われやすいと報道されている。
「そうだね。強盗じゃなくて、誠くんでよかった」
奏がにんまりと笑う。
「たまたま通りかかっただけですから」
「ふぅん、たまたま、ね。ふふっ」
誠が珈琲を一口飲んで、奏から目をそらす。
公園から連れ帰ったとき、奏が自分よりも歳上とは思わなかった。むしろ歳下だと思っていた。
「誠くん、今日のこのあとの予定は?」
「うん、二階で仕事する予定だけど……」
「会社務めじゃないんだ」
「うん、家で仕事する」
二階に誠の仕事部屋がある。机の上にパソコンと通信用の機器が置かれている。
二階建てのメゾネットタイプのアパートに、誠は暮らしている。二階は六畳のひと部屋。
AIとロボットの普及で自宅でロボットを操作して働くこともできる。
また、ロボットのメンテナンス用部品の製造工場やロボットの点検専門の工場も多くある。
「あたしは工場勤めだよ」

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