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セフレにされました
官能リレー小説 - レイプ

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セフレにされました 1

夜中に、コンビニに煙草を買いに行くと、若い女性が真冬の公園のベンチに座って酔っぱらって泣いていた。
「……あの、大丈夫ですか?」
声をかけられて顔を上げた女性は、鼻を真っ赤にして、涙をぽろぽろ流しながら「ほっといてよぉ」と言うが、体はゆらゆらと揺れていて、ろれつが回ってなかった。
手には飲みかけの甘めのカクテルの酒缶を持っている。
とりあえず少し距離を取って、同じベンチに座って様子をうかがってみた。
(うーん、警察に通報して保護してもらったほうがいいかな?)
買ってきたばかりの煙草を取り出して火をつけた。
寒空の下、月を見上げた。
ここは駅前から徒歩十五分ほど離れた住宅街。
車も夜中に走ってないが、人通りもない。
酔っぱらいの女性はラフな服装をしていた。肩ぐらいのセミロングでキャップをかぶり、白いダウンジャケットをスウェットの上に羽織っている。デニムパンツにスニーカーをはいている。
こちらも、とりあえずハーフコートの下はパーカー、ジーンズに裸足でスニーカーをはいているだけ。近所のコンビニにアパートの部屋に買い置きしていた煙草を切らして夜中に買いに出ただけの、ほぼ部屋着である。
喫煙しながら、ほっといて帰るか、めんどくさいが警察に電話して警察官に説明して保護してもらうか、どちらにするか考えた。
(しまった、部屋にスマホ忘れてきた)
コートのポケットにスマホを入れてきたつもりで、ライターと財布を持ってきただけで部屋に忘れきたことに気がついた。
吸殻を踏みつけてベンチから立ち上がった。
すると、それまでうなだれていた女性が立ち上がって、こちらに抱きついてきた。
スエットの下の胸のふくらみが密着されて、やたらと気になる。
「おいてかないでよぉ……ひっく……」
というわけで、千鳥足でふらふらしている女性を肩を組んで、吐いたりしないか心配しながら拾ってきた。
部屋はエアコンの暖房でそれなりに暖かい。
女性はふらふらと部屋のシングルベッドに体を丸めて、すぅすぅとすぐに寝息を立てはじめた。
(やれやれ、いきなりベッドを奪うとは。警察に電話して来てもらうとするか)
まだ涙のあとはあるが、なぜか女性が微笑して気持ち良さげな寝顔を見て警察に連絡するのはもうちょっとあとでいいかと、つい見とれてしまった。小顔の猫顔という感じで、ちょっと好みの顔立ちの女性だった。
「……うぅん」
部屋の暖房で暑かったのか、女性は寝返りをうち仰向けになった。上半身を起こしてダウンジャケットだけを脱がせてみたが、目をさまさない。
香水だろうか。抱きつかれた時も思ったが、ふわりとしたいい匂いがした。
(いかーん、しっかりしろ俺。いくら好みの女性だからって。欲求不満なのかなぁ)
女性の上着をハンガーにかけながら、ムラムラしているのにあきれてため息が出た。
掛け布団を女性にかけて、自分は床に毛布にくるまって目を閉じた。部屋の照明は薄暗くしておいた。真っ暗だと目をさました女性が不安になるかもしれないと思ったからだ。
ムラムラしていたが、目を閉じて眠ろうとじっとしているだけで、なかなか寝つけない。
「……ねぇ、起きてるんでしょ?」
いきなり声をかけられて驚いた。
「あ……うん。帰りますか?」
「今、何時?」
手元のスマホで確認すると夜中の1時すぎだった。
「まだ始発もないから、もう少しここにいてもいいかな?」
「うん、いいですよ」
「……床じゃ寒くない?」
「いや、でも……」

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