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チアガール狩り
官能リレー小説 - レイプ

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チアガール狩り 1

その学校ではある女性教諭がきっかけでチアリーディング部が結成され、彼女が顧問を務めて部員が増えると大会にも出るようになった。
いつのころからか部員たちが校内で高い階層を自称するようになって部長もクイーン・ビーと呼ばれて一目置かれるようになる。
そんな動きに憤懣やるかたないのは、階層化の割を食う格好となった生徒よりも保守的な教師たちである。
留学経験もある顧問がスクールカーストを持ち込んだ事やチアリーディングに対して否定的な教員が一定数に達すると、これまでの地味な圧力から、直接的な手段で廃部にまで追い込むことが議論される。
増長している顧問も失脚させるべきとの感情論も強い。
意外なことに、粛清の手段に私刑が望ましいとの意見が古参の女性教諭から出た。大胆な衣装と奔放な振る舞いへの反感と美貌への嫉妬からだった。
勇ましい意見は出ても誰もリスクは犯したくないので、自分たちはお膳立てだけして実行は男子生徒に行わせようとの結論に達する。
単位や処分のもみ消しや推薦など男子を動かす餌はいくつかあるが、いかにもな粗暴で暴力的な男子は警戒されるので、地味ながら闘争心と執念のあるタイプが望まれた。
そこで選ばれたのが太田卓郎(おおた・たくろう)という少年だ。
いわゆるオタク気質の少年で、スクールカーストはナード(底辺)に当たる。
しかし、その胸の奥は強い妄念の炎が燃え盛っていた。
「じゃあ、学内に盗撮用のカメラと盗聴器を用意させて下さい。あと、僕のことをトカゲのしっぽ切りに使わないように。一蓮托生ですから」
それが卓郎の出した条件であり、教師たちはそれを呑むのであった。
生徒指導部も味方なので、万が一盗聴と盗撮が露見しても事件化までいかないよう処理される。
警察沙汰どころか公になる前になぜか証拠品が消えたり、データがいつの間にか削除されてしまう。
もちろん、卓郎が疑いが持っていかれにくくなる手はずだ。
古参の教師はカーストよりも問題のある生徒かそうでないかでしか判断しないので、卓郎を槍玉に挙げる理由はないと告げる。
女性の教員の協力も顧問を追い詰めるには大きな助けとなる。
ロッカーの鍵を開けれることで、彼女の私物を調査したり、持ちだして合鍵を作ることも可能だ。
卓郎はまずチアリーディング部の内情を知るのが重要だと考える。
盗聴によって噂よりもディープな情報と盗撮で部内の力関係やスキャンダルをあぶり出すつもりである。
組織を弱体化させたり権威を失墜させることで、影響力と地位を奪う計画だ。
そこで卓郎が最初に目を付けたのは、岡本ミカという少女だった。
いわゆるワナビ――取り巻きにあたる少女で、ギャルっぽい印象を与える。
胸は小さく未成熟な印象を与えるが、細身の肉体も中々そそるものがある。
何より、交友関係が広いので、上位の連中に食い込むにはうってつけと言える。
そんな彼女が先のテストでカンニングをしたという情報を手に入れたのが理由だ。
 
「誰よ、あたしをこんな手紙で呼び出したのは……って、誰もいないじゃん」
その日、ミカは無人の教室に呼び出された。
テストの件で話があると、手紙が送られたのだ。
怪しいとは思ったものの、カンニングの自覚があるミカは放課後やって来たのだった。

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