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人妻某日
官能リレー小説 - 若奥さん

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人妻某日 3

「むしろ別の学校のほうがいい。気安く話しかけられると、厄介だし」
「都会の私立だったんだけど、いい?」
「むしろその方が便利。金持ちの多い区画は私立多いらしいし」
聡美は仕舞ってあった制服とリサイクル店である程度少女が使っていたであろう自転車を入手して他校生の信也の恋人になりすますことになった。
朝は信也と途中まで一緒に通学し、彼が授業の間は市立図書館で時間を潰して下校時間になると、また合流して同じ時間を過ごす。
「制服だとホテルに行けないし、未成年扱いだから公園でキスもできないわ」
「じゃあ、聡美さんの親戚ってことで、親にもなんとなく仲良くなったって感じは?親戚なら顔も似てても自然だし、髪型やワンポイントでごまかせるよ」
「最初は一緒に勉強したりする形で信也くんの所に上がり込んだり、家に来る感じ?」
「そう」
「でも、いつも制服姿じゃ不自然よ」
「ジャージとかあるよね」
「あるけど、古臭くない?」
「他校だから、ばれないよ」
幸い聡美は近所付き合いもしていなかった。
信也の家の者と顔を合わせたことも無いのだから、きっと上手くいく…そう信じて疑わなかった。
「いいは…それじゃこれから信也くんの家に行きましょ…」
考えるより先ずは行動…それが聡美の心情だった。
それが時には夫との結婚のように後悔することはあっても、それによって信也とこうしてエッチな毎日が送れたのだから、それはそれでよかったのかもしれない…
聡美は何事もポジティブに考えようと、自分に言い聞かせる。

若くないとできない髪型とメイク、信也の親、特に母親には大人びた対応でなくそれでいて無礼にならない対処、いきなり性行為は無理でも、長くいることになるので彼の部屋においておいたほうが便利なものも準備しておく。不倫という公にできない関係なのに、女子高生に偽装して信也の親に始まって隣近所を騙すという工作に背徳感と同時に興奮も感じていた。
最初に受けが良ければ、通いやすくなるし、何度かに一度は聡美の家にも呼べるようになる。その為に彼女は彼の女友達になりきろうと決意する。
「イチャイチャとかはだめ、あくまで表面上はクリーンな関係よ」
「分かってるさ」
いつに無く強い口調で答える信也…
セックスの為なら何処までも前向きな信也は微笑ましくもあり、また同じ目的の為に覚悟を決めた同士のようにも思え心強くもあった…
「見直しちゃうな…そんな信也くんの顔、初めて見た…」
聡美は思わずチュッとキスをしてしまう…
「ダメですよぉ〜、イチャイチャしないって言ったのは聡美さんですよぉ〜」
信也は抵抗するものの、その口調は何時もの甘えたものに戻っていた。

「名前…そのままじゃまずいわね」
聡美は思ったよりすんなり彼の家には入れた。
「じゃあ、美里でどう?より身近に思わせるために呼び捨てで」
「それで…いいわ」
階段を登りつつ真也は聡美のスカートに手を入れてヒップを撫でていた。
「二回にもトイレが有るんだ。こっち」
「個室ね。やだ、何で脱ぐの?」
「美里、一緒に勉強する前に…一発抜いて」
「しょうがないわね」
一緒にいる時間は増えても性的な事柄は減っていたし、目の前の恋人は最も盛んな年代なので、わがままに見えてもその精力に惹かれているから彼女は口腔愛撫を試みる。


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