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人妻のひ・み・つ
官能リレー小説 - 若奥さん

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人妻のひ・み・つ 68

さて、今回の参加者を紹介しておきましょう。
別荘の持ち主であるナターシャと、先の『悪夢』のときにともに行動した秋津直美さん。
その『悪夢』を解決に導いてくれた中学生グラドル・涼香ちゃんに、どこかしらに隠れて無事だった女子高生グラドル・早川翼ちゃん。
私と同い年で同期の遊佐愛海に、そして私・天野舞。

因みに、愛海も一緒にあのイベントに参加する予定だったが、当日体調を崩して欠席していた。ある意味で幸運だったのかもしれない。

「海だー!!」
「ひろーい!!」
年少コンビ・涼香ちゃんと翼ちゃんが大声を上げてはしゃいでいる。

みんなグラビアで着るようなビキニを着ています。
グラビアでもこんなに綺麗な海で撮影しないよね。ここでひとつ写真集撮りたいくらい。
今ここには私たち以外誰もいない。
ナターシャは違うとは言ってたけど、実質プライベートビーチに近いと思うな。

「さあ、やるわよ!」
ナターシャがビーチボールを持ってきた。

―しばらくビーチバレーを楽しむ。
クールに見えたナターシャがかなり熱い性格とわかったり、バレー部出身の翼ちゃんがハッスルしたり、メンバー最年長の直美さんも必死についてきたり、かなり楽しかったです。
何よりこの砂浜、他には誰も来ないのだから、私たちの貸切なのです♪

「疲れたわね…」
直美さんはさすがに息が上がっている。
「戻りましょうか。中でエステやマッサージが出来るし」
ナターシャが言う。

「へぇー、そんなのさせてもらえるの?」
愛海が興味津々そうに聞く。
「ええ、別荘の建物の中にリラクゼーションルームがあるの」
「豪華ですねぇ〜」
翼ちゃんもニコニコしている。

「マッサージ、エステ…」
その言葉に、体が竦む。
「舞?…あぁ、心配要らないわ。うちのエステティシャンはみんな女の子だから」
ナターシャが優しく微笑みかける。

「ナターシャ…」
「ごめんね…人伝に聞いて、興味本位で見ちゃったのよ、あれ」
「そ、そうなんだ…」
…業界関係者に知らない人はいないって聞くもんね、私のあの痴態…

「でも、あれは舞が悪いわけじゃないからね?卑劣な手で貶めた奴らが…」
「ええ、そう思ってるわ、愛海」
「ありがとう、みんな…」
「大丈夫よ。舞ちゃんは悪くないから」
直美さんが私の肩をポンと叩く。
…皆さん、優しくて、思わず胸と目頭が熱くなる。

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