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人妻のひ・み・つ
官能リレー小説 - 若奥さん

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人妻のひ・み・つ 65

…ナターシャの後に続いて、そうっとロッカールームに入る。
どうやら男達はここには来ていないようだ。
そして、ここに逃げ込んだ娘もまだいないみたいだ。

「どうする?着替える?」
ナターシャに尋ねる。
「そうしたいところだけど、奴らが追ってくるかもしれないから…今は誰か、助けを求められるか…」
ま、そうだね。

…と、そこに…
ロッカーの陰から、男が飛び出してきた!
待ち伏せしてたの!?
「私に任せて!」
直美さんが前に出てきて、襲い掛かる男に蹴りを食らわす!
そうか…直美さんって確か、空手やってたんだっけ…

直美さんの見事な蹴りは、男の顔面にクリーンヒット!!
「すごい!!」
「直美さん、素敵!」
リオちゃんとカレンちゃんが声を上げる。
「ふふ、それほどでもないわよ」
しかし得意げですよ、直美さん。

「…しかし、まだ追いかけてくるかもしれないわね」
「そうですね…ここでゆっくりしてる暇はないですね」
「もう少し行くと、フロントまで…急ぎましょ」
ナターシャを先頭に、ロッカーを後にする。

「ところでさ…」
愛さんが思い出したように言う。
「さっき出てきた男の人たちって、ホントにスタッフの人だったの?」
「さあ…」
「わからないね」
望さんとカレンちゃんが首を傾げる。

「偽者の可能性が高いのでは…本物のスタッフさんが襲われたか、私たちが完全に騙されたか、それがわかれば良いけど…」
ナターシャも困惑する。

…さして有名でもないグラビアアイドルの場合、あまり聞いたことのない企業から仕事の依頼が入ってくることがある。
企業の大小は様々だ。
この企画も、インターネットのテレビ局で放送されると聞いた。
…そのテレビ局が存在するかは、100%イエスとは言いがたい。
これを企画した人も、もしかしたら…

「ここを抜けたら、フロントが近いわ」
ナターシャを先頭に、狭い通路を抜ける。

この先はロビーのようになっていて、さらに先にフロントがある…
「ばれないように」
広い通路に出る…

「誰もいないね」
「職員さんも居ないのかな?」
「まあ、ゆっくり行きましょ」
ガラス張りのプールは、ここからでも見ることが出来る。
…今はどうなっているのだろう…

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