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赤ちゃんの作り方
官能リレー小説 - 若奥さん

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赤ちゃんの作り方 9

ヨシキが産まれて2ヶ月経ちました。
ヒロキ君は春休みなので、暇があるとヨシキの面倒を見に来てくれます。本当のパパみたいです。
今日も彼と赤ちゃんの作り方の復習です。
思えば、去年の今頃も、彼と赤ちゃんを作る練習を繰り返していました。
ヒロキ君がパパになるように、ヨシキを産んでから毎日のように仕込んでいます。

「やった、できてるよ!ヒロキ君!」
妊娠検査薬に陽性の反応が出ました。嬉しくて、思わずさくらは叫んじゃいました。
病院で確認しないとわかりませんが、ヒロキ君の赤ちゃんができたと思います。

「今回も、アリバイ作りをしなきゃな」
ヒロキ君がニコリと笑って言います。
彼は、私と結婚する覚悟はあると言ってくれますが、大学を卒業するまでは待つつもりです。
ヒロキさんには悪いですけど、それまでお父さんとして子供の面倒を見てもらうのです。
時が来たら、隠し事無しで全部、本当の事を言うつもりです。

何ヶ月ぶりかの、ヒロキさんとの子作りです。
ヒロキ君以外に体を許すのは、吐き気がしそうですけど我慢です。
こんなに心が重いのは、去年、赤ちゃんができた時以来のことです。


さくらに旅行に誘われて出かけてみれば、懐かしい旅館だった。
丁度一年前、彼女と新婚旅行に来て、子供を授かった場所だ。
さくらに赤ちゃん作りの復習をしましょうと誘われては、我慢できない。
彼女を抱くのは何ヶ月ぶりだろうか。

いけない事だと思うが、あのDVDの女優をさくらに投影してしまいそうだ。
彼女に似たさくらを、自由にできると思うと、勃起が収まらない。
変体行為を強要したら、さくらに嫌われてしまうだろうか。
不安はあるが、それでも私はこれ以上の禁欲ができそうに無い。


高校を卒業して3年目の春。
俺は、第三子を腕に抱いていた。さくらに産ませた、三人目の子だ。
さくらを嫁に取られたときは、目の前が真っ暗になったが、蓋を開けてみれば三戦三勝。
彼女が産んだのは、全て俺の子だ。

先生とさくらの仲は、二年前のアリバイ旅行で決定的に壊れてしまった。
かわいそうだが、自業自得だ。
彼女の気持ちも読まず、自分の欲望を押し付けたのだから。
三人目の子供を仕込んだときは、アリバイ工作を行わなかった。
余程嫌なのか、さくらが僕の提案に死に物狂いで抵抗したからだ。

種明かしすると、最初の子を仕込んだのも、俺の種だった。
同級生の共犯者は、ビビって前の穴に入れようとしなかったからな。
妊娠が確定して、孕むのを恐れる必要が無くなった途端、突っ込み始めたが。
俺に言わせれば馬鹿どもだ。

そんな訳で、さくらは今、離婚調停の真っ只中だ。
俺が来年卒業したら、すぐに結婚できるよう準備中だという。
民法の規定で、離婚後1年は再婚できないからな。

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