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幼妻のアブない日常
官能リレー小説 - 若奥さん

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幼妻のアブない日常 2

サーファーは不良が転向したケースも多いそうなのでスルーに限る。
「遥、誰見てるの?」
「あのライフセーバー、結構いい筋肉の付き方してるわ」
「同じ女子でも、あっちはメスゴリラね。色気ではあんたが上よ」
「つまらないこと言ってるんじゃないわ、あっちよ。劣情に満ちた視線を感じるわ」
唯一の社会人である真紀が動く。仕事柄、下卑た雄のオーラに敏感らしい。
よく見ると海水浴場の外からビーチを見てる二人がいる。
犯罪スレスレだけど、撮影や録画でなければ証拠が残らないし、自転車二台なら別々の方角に逃げて追跡をかわせる。
ナンパなどに比べたら消極的だけど、うまく計算している。
そういうタイプならきっと童貞で、病気も持っていないだろう。
幸い、二人組は双眼鏡かオペラグラスのせいで視野が狭いらしく、こっちが気づかれずに接近しやすい。
私たちはパーカーを羽織り、目立たないように砂浜を移動して階段を登って歩道を歩いて行く。

さっきから近くでイケメン二人のうち一人がちらちらとこっちを見ている。
私たちが来る前から近くにレジャーシートを敷いていた男たちだ。
でも何だか様子が変。
男二人でいるにしては妙にくっついているし、一人が私たちをちらちらと見る度にもう一人が自分のほうを向かせようとしている。
一人がこっちをちらちらと見てきたと思ったら、もう一人が睨みつけてきた。

二人ともイケメンだし、気にせず見ればいいのに。声をかけてくればいいのに。

行動一つとっても怪しさがありすぎてちょっと笑える。
もうそこかしこに童貞っぽさが漂う。不審者?いや、むしろ可愛いくらいだ。

「や、やあお姉さん」
「お二人は地元の子かしら?」
「一応」
「大学が夏休みだから帰省中で」
声をかければ普通に話せる。ちょっと声が上ずってるかな。

「お姉さんたちは?」
「旅行中だよ」

「それより臭わない?」
真紀が突然言い出す。舞と遥は自転車の二人の方に向かっている。
「え?」
私は訳がわからなかった。
「ねえ、チンカスためてるでしょ?やめてよ」
真紀は睨んできた方の彼を見て言う。仕事柄、相手を挑発するのに慣れている。
「おい、何様だ!」
「マキ様よ。男女の坊や」
中性的な彼はすぐ頭に血が上る。
「そっちのお姉さん、ドSだな。なんか水着も黒くてテカテカだし」
「で、君はムケてる?」
「あ、ああ…勃起してる時は」
「真紀にはそう言わないほうがいいよ、普段少しでも皮が余ってたら包茎扱いされるの」
「二人共、見せてくれる?それとも、お子ちゃまには無理?」
「公共の場で出したら、捕まるだろ」
「ホテルだったらいいぜ」
「ふふ…それって誘っているつもりなの?…」
真紀は鼻で笑う…
「な、何を;…そっちから厭らしいことを言ってきたんだろ?…」
真面目そうな方のイケメンが顔を赤らめ声を荒げる…

「クスッ…包茎なのかって聞いただけじゃない…」
いやいや真紀…貴女は見せろとも言った筈だけど;…

「だからぁ俺たちは、そうじゃないって…」
「どうする?結衣子…、ここまで言われちゃ、ちょっとだけでも確認しに行ってみる?…」

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