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若妻遊戯
官能リレー小説 - 若奥さん

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若妻遊戯 1

―ここはある田舎町の砂浜。
海水浴シーズンの真っ只中にもかかわらず、ビーチは閑散として寂しい雰囲気が漂う。

「すごいね、ここ!」
「ほとんど私らのプライベートビーチじゃんっ♪」
「…遊泳禁止、とかじゃないよね?」
「ぜんっぜん、実家から近かったから子供の頃はよく遊んだけど、ここまで寂れちゃったのね」

人気のないビーチにはあまり似つかわしくない若い女性グループ。
地元の女子高生か、女子大生のような集まりに見えるが…

「まっ、普段はいろいろ忙しくて大変だから、ゆっくり羽伸ばそうじゃん」
『実家に近い』このビーチのバカンスを提案した張本人、芹沢藍が言う。
透き通るほど真っ白な肌に、白のビキニ。

「そうだね…ホント藍には感謝しなくちゃ」
小柄で幼い顔立ちの新田愛美がそう返す。

「ねぇ、オイル塗ってくれない?」
「えぇー、せっかくだからちょっと遊んでからにしない?」
レジャーシートに寝そべり、黒ビキニの紐を外すのは本郷麻衣子。
日焼けした小麦色の肌が眩しい。

それに対して抗議?の声を上げたのは湯浅亜美。
ショートカットの髪を派手な金髪に染めている。

この4人が、皆パートナーを持つ人妻であるとは、一目見ただけではわからないだろう。

「出来ればダーリンと一緒に来たかったな」
「まあ仕方ないよね…お仕事忙しいみたいだし」

藍は元人気アイドルグループのメンバー、愛美は元子役女優、麻衣子はグラビアアイドル、そして亜美はファッションモデル…4人とも肩書きは違えど芸能界に身を置いており、夫とはその仕事を通じて出会い結婚に至った。
夫たちは皆多忙で今回は4人での旅行と相成ったのだ。

亜美が麻衣子の背中にオイルを塗り手繰る。
「こんな感じでいい?」
「ありがと…ひんやりして気持ちいいわ」
「私たちちょっと離れて遊んでるけど」
「しばらくゆっくりしてるわ。荷物は見ておくから」

藍、愛美、亜美の3人は波打ち際に近い砂浜でビーチボールを使って遊んだり、そのまま押し寄せる波と戯れたりしてはしゃいでいる。

麻衣子はレジャーシートに寝転びながらそれを見守っていた。
「家族と一緒だと、こんなにゆっくりとは出来ないわね」
4人組の中では一番姉御肌に近い麻衣子、優しく微笑んで遊ぶ3人を見つめる。


「…あら」
麻衣子が視線を移すと、そこには少年が一人、物陰から彼女たちをのぞき見ていた。

当然、波打ち際で遊んでいる3人はそれには気づいていない。
麻衣子が彼に視線を向けると、目が合った。

「(中学生くらいかしらね)」
Tシャツ短パン姿の少年に向かって微笑む麻衣子。少年はそれに対し少し顔を赤らめ、視線をそらす。
「(可愛いわね。サービスしちゃおうかな)」
黒ビキニの食い込んだ部分を直すのを見せ付ける。
さらに、ビキニの上部分も紐を外した。

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