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若妻遊戯
官能リレー小説 - 若奥さん

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若妻遊戯 21

「分かったわ、太一くん」
彼女は職業柄言われた通り演じるのに慣れていたため、太一のダメ出しも野暮だと思わず、従うことにした。
もはや初めての関係でないのに、恥じらいながら互いに赤面したり視線を合わせつつ、愛美は頭上に視線を浴びながら目の前のモノを丁寧に扱う。
「おー!人妻の女優が年下の男の子を優しくリード…萌える瞬間なんだお」
太一は全裸で正座で待機というネット某所での喩えを実行しながらも、AVの撮影スタッフや監督はこういったやり甲斐を感じているのだろうと興奮する。
「やっぱり、男の子はこうでないと」

昨夜、混浴で見た光景に近づいたところで愛美は手を止める。
「さあ、翔くん」
「愛美さん」
翔も愛美の要求がわかったようで、互いの顔が近づき唇が重なる。
翔の手が愛美の乳房に伸び、優しく揉みこんでいく。

「んっ、んっ、んくっ」
「んんっ、ふぅっ」
次第に熱いキスに移行する。

「こ…これは、マジで眼福だお…」
太一は涎と欲望を抑えながら目の前の濃厚な絡みを凝視する。

そのまま愛美と翔はキスを続ける。
「んんっ、んむっ、はむっ、はうっ」
2人のラブラブぶりに太一の我慢が限界を越えた。
「2人だけでずるいんだお。もう我慢出来ないんだお」

その言葉に翔がキスを中断して愛美から離れる。そして顰めっ面で溜息をついた。
「しょうがないですね」
「分かったら早く退くんだお」
「って、あれ?」
そう言って翔が太一の後ろを凝視する。それにつられて太一も後ろを向く。

その瞬間、翔が近くのカバンから何かを取り出してそれを太一に当てた。
ビリビリビリビリビリビリ!!
「ぎゃあああっ?!」
そして太一は倒れた。
「えっ?!ちょっと翔君?!」

「スタンガンです。この人の私物ですよ」
そう言って太一のカバンから更に色々と取り出した。


「これで良しっと!」
翔は気絶した全裸のままの太一を色んなポーズにしてはデジカメで撮影する。正直気持ち悪い姿もあった。十数枚撮った後、これまたカバンから取り出したアイマスクと耳栓と猿轡を付けて、更にロープでキツく縛り上げた。さらにその姿も何枚か撮っていく。

「しょ、翔君?」
彼はこういう趣味が有ったのか?と愛美が引く。
「後は」
翔は太一のらしきカメラ2つと携帯を破壊する。
「あ、あのー」
愛美は状況が飲み込めず翔に恐る恐る尋ねる。
「待って下さい。念の為に」
翔は太一を押入れに入れて襖をしめた。

「これで完璧っと!」
愛美は訳が分からない。
そして翔の説明によると、
これで愛美に対する脅迫材料は無いし、逆に太一に対する脅迫材料を手に入れた。そして邪魔者を排除したという事らしい。

「翔君って案外怖いのね」
「愛美さんの為です。それともあの人としたかったんですか?」
「まさか。しないで済むならそれに越した事は無いわ」

「なら問題無いですよね?」
「でも、何で急に?良いの、こんな事して?」
「やっぱり愛美さんに手を出されるのは我慢出来ないんです」
「本当酷い人ね」
苦笑いの愛美。

「一応アドバイスも貰った事も有りますから、ここまでにしておきます。勿論、誰かに洩らしたらさっきのポーズと免許証の画像をネットに流す、とは伝えますけどね」
それを聞いて愛美が笑い、つられて翔も笑った。

「じゃあ、問題も全て片付いたところで」
「はい。続きをお願いします」
両者そう言いながら残っている衣類を全て取り去り裸になる。
「じゃあ、仕切り直しよ」
「ええ」
こうして愛美と翔は裸で絡み合うのだった。


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