愛する故に 2
そんな事を話しているとお客が来た
カメラをみていると
「ねぇ…この本のお姉さん裸…」
愛ちゃんが俺の暇つぶしを読んでいた
「あー!駄目それ返して!」
「あはは!おじちむぐ…」
「し〜 愛ちゃん…ちょっと静かにね」
俺は、愛ちゃんの口を塞ぎ静かに言った
愛ちゃんはコクリと頷いたので手を離し本を
…カクサレタ…
チーン
お店から呼び出しがなり
会計に向かう
会計から帰ると
やっぱり読んでいた
「おじちゃん、このお姉ちゃん何しているの?」
覗き込むとフェ○だし…
「えっと…」
「これ男の人気持ちいいの?」
…熟読してるし…
「はぁ…まぁね…でも愛ちゃんはまだ早いからコレはもう駄目」
「そっかぁ…この写真の人大人だもんね」
そういって本を返してくれた
「もう家に帰るね」
そう言うとスタッフルームを出ようとする
「又、明日も来ていい?」
「又おいで」
にっこり微笑みながら返すと愛ちゃんは嬉しそうに帰って行った
次の日
暇つぶしの本などを片付けて愛ちゃんの為にお菓子などを準備して待っていると
「ただいま〜」
愛ちゃんの声が聞こえた
「おかえり、中においで」
中に入って来た愛ちゃんがニコニコしながらスタッフルームに来る
「おじちゃんただいま!」
改めて大きい声であいさつをすると、今日学校であった事を報告してくる
「そうだ、おじちゃんこれ…」
「ん?なんだいこれ?」
DVDのようだ
「学校の友達が貸してくれたの、でも家でコレを見るやつが無くて…」
「じゃあ一緒に見ようか」
愛ちゃんは嬉しそうに俺にDVDを渡した
タイトル無いし…
「愛ちゃん、このDVDの中身は?」
「へ?友達のお兄ちゃんから黙って借りたって由紀ちゃんが言ってた」
………
なんか嫌な予感…
まぁ、仕方ない…
DVDをプレーヤーに入れて再生を押すと
チーン