学級崩壊……? 13
今の彼がその地で教師をしているかどうかはわからない。もしかしたら別の仕事をしているかもしれない。
妊娠した少女…シエルという…は、今俺が面倒を見ているコイツらと連絡を取り合ってるようだ。それによれば幸せに暮らしているらしい。
「俺は、お前らに好かれてるかはわからんが」
「アタシは大好きだよ!センセのこと」
「私も!」
すぐに反応をしてくれるのは郁美と風見瑠夏。
振り向くと優愛や華菜も頷いている。
「それは、うれしい言葉だ。まあ、シエルのように、ラブ、では、ないだろうな。しかし、シエルのように、強い気持ちを持って、その気持ちを間違った方向に向けると、結局は一緒にいられなくなる、ということは思い出してほしい。シエルは、子供とも、離れ離れになっただろう」
「それは……」
優愛が何か言いたそうな顔を見せるが、黙ってしまう。
俺は彼女たちに意地悪するつもりはなかった。シエルたちのその後は、今ここにいる奴らもよくわかっている。あえて言うのはやめる。
「お前らに言えるのはただ一つ。今決められているルールには従え。そのルールの範囲内なら好きにしていいんだからな」
「「はーい!」」
6人は一斉にいい返事をして、俺は一瞬、安心した。そう、一瞬だけだ。次の瞬間
「ルールに従う、っていうことは、センセとヤルのは、いいんだよね」
郁美が、にやにやしながら、ジャージのズボンとパンティを同時に下ろしながら、言った。
「瑠夏、華菜、センセーを抑えて!」
「おい、お前ら…」
瑠夏と華菜はすかさず俺の背後に回り腕を押さえつける。
郁美の手でジャージとパンツがあっという間に下ろされ、股間は優愛、三枝美咲、平田結実の3人の目の前にさらけ出された。
「うわ、センセのもう準備オッケーだね」
「お前らなぁ…」