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孕神
官能リレー小説 - SF

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孕神 14

だが孕神は数が少ないうえに、扱えるディーヴァがなかなかいない。
それを増産して使おうと言うのだから、これまたきな臭い話である。
前線で戦う涼としてはできるならまだ未熟な司にそんな危険なマネをさせたくはない。
だが現状はそんな噂話が真実ではないかと疑ってしまうほどに追い詰められているのだ。
涼にできるのはせめてそんな怪しい計画が実行されないよう、前線で活躍して計画実行までの時間稼ぎや計画の考え直しを促すことだけ。
涼はおもむろに立ち上がると、美知恵と真理子に指示を飛ばす。

「真理子。美知恵。それじゃあそろそろお願いできるかい」
「もちろんよ」
「涼さんのためなら、私たちはいつでもどこでも大丈夫です」

とてもこれから戦場に向かうものとは思えない笑顔に涼の心がチクリと痛む。
だがそれは一瞬のことで、彼はすぐさま指揮官としての顔に戻ると美春たちスタッフに出撃準備の指示を飛ばした。
こうして地球の平和は今日もどこかで守られていくのであった。


数日後・・・
まだまだ続く喧騒の中、司達の訓練が始まった。

「これが妊神のコクピットを模したシミュレーターよ」
そう言うのは美春。
彼女は早苗と共に施設内にある訓練用シミュレーターの前で美咲と百合花を前にしていた。
全員が全裸である。

妊神は一人乗りの人型ロボットで、このシミュレーターはコクピットを完全に再現されたものである。
「このシミュレーターで1日おきに訓練・・・最初は一時間よ」
「えっ!、そんなものでいいの??」
余りの訓練の軽さに驚く美咲と百合花に、早苗が意味ありげな笑みで返す。
「多分、それ以上はあなた達が持たないわ」
早苗はそう返し、シミュレーターのハッチを開ける。
その内部は二人が考えていたよりシンプルだったが、自転車のサドルのような椅子に棒らしきものが付いていて、他には大きなカップ状のものが付いたホースが上部から2つ垂れている。
「これは、司くんのペ○スを完全再現したものよ・・・感触まで全く一緒になってるわ」
説明しながらフニフニとその棒を揉む美春。
マジマジと百合花と美咲は見るが、確かにそれは司のものにそっくりだ。

かなりこわごわと握ってみると、熱くて脈打っている。
「これに跨るの?・・・」
ちょっと泣きそうな表情で聞く百合花は恥ずかしさに震える。
「それ以外何があるのよ!」
怒ったような顔つきの美咲は、興味ありげに何度もそれをチラ見する。
「ええ、これを2つの穴に入れて吸引カップで搾乳しながら操縦するの」
「でも、暫くは操作練習ではなく座るだけでいいわ・・・ママ達もついてあげるし」
そう言って微笑む母達に促されて、二人はサドルに跨る。
「はぁぁ・・・」
「んふぅ・・・」
大きくなった胸に吸引カップも装着され、美春と早苗はそれぞれの娘の手を握る。
「さあ、スイッチを入れるわよ」
起動スイッチを母達が入れると、鈍い起動音と共にそれが始まった。
「いひっ!、ふいいぃぃぃぃぃっっっ!!!」
「ひぎゃっ!、んいいぃぃぃぃぃっっっ!!!」
それは完全に悲鳴だった。

司との激しい好意も怒涛の快楽の波であったが、愛し合う温かみがあった。
だがこれは・・・
機械的に快楽を打ち込むだけ。
快楽の暴風だった。
凄まじい快楽と苦痛・・・
狂えないから美咲と百合花にとっては地獄であった。
ジタバタと暴れ逃れようとする娘達を母達が必死に抱きしめて耐えさせる。
だが、ディーヴァは戦闘中、この快楽と共にあるのだ。
これに慣れる事が彼女達の使命である。
2人の絶叫はこの訓練が終わるまで続き、終った後は抱きかかえて貰わねばいけないほど憔悴していたのだった。


一方、司も訓練である。
司令官である司は司令船デッキで指揮を取る。
その為の司令船シミュレーターも勿論ある。
そこに集まったのは司以下紗英とクラスメイト全員。
全員が全裸だ。
「じゃあ、今日から司くんの訓練を始めるわ」
紗英はそう言いながら司のペ○スを握る。
「・・・これって訓練なの?」
美女と美少女の裸体に囲まれ、興奮よりも戸惑う司・・・
「ええ、訓練よ・・・説明してあげて結那ちゃん」
紗英が指名したのは司の実姉、クラス委員長の結那だ。
同時に3人を孕むディーヴァの胎内から一緒に過ごしてきた姉である。
「はい、マイスターは覚醒すると常に男性器が勃起状態であり、増大した性的欲求で常に性行為が必要になってきます・・・なので、戦闘指揮中も性行為は欠かせなくなってしまいます」
一番上の姉であり真面目な性格の結那らしい口調で説明するが、その頬はほんのりと赤い。
「ええ、そうね結那ちゃん・・・司くん、そう言う事で最初の訓練は私達とのセックスよ」
「ふえっ?・・・えええええぇぇぇぇっっ!!!」
驚く司のオデコを指でツンと突いて笑った紗英が言う。
「マイスターの使命は戦って平和を守るだけじゃないわ・・・少しでも多くの後継者を産み出す事も重要な使命よ」
「つまり、司はね・・・あたし達も孕ませないと駄目なのよ」
次女、勝気な姉御肌の亜希がそう言って笑う。

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