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開拓の星
官能リレー小説 - SF

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開拓の星 9

そんな母の理性と女の本能の間で揺れ動くサリナがかわいくてかわいくて。
ザスタはついつい腰を振るうピッチを上げてしまう。
そしてついにザスタの絶頂が近づいた。

「サ・・・リナぁっ、だ、出すぞっ!」
「〜〜〜ッ!!」

ザスタの言葉に、もうサリナは反応しない。
ただ声だけは挙げまいと首を横に振りながら悶えるだけだ。
もしザスタの言葉が理解できたら一体どんな反応を示しただろうか。

ドクンッ!

「ッ!!??」

ザスタが絶頂に達し、サリナの子宮に大量の精液が注ぎ込まれる。
精子の一粒一粒の大きさ、形を感じながらサリナの心が堕ちていく。

(も・・・ダメ・・・♪堕ちる・・・堕ちちゃう・・・♪
 私が全部・・・ザスタのものになっちゃうぅっ・・・♪)

最後の心の堤防までもが突き崩され、サリナは身も心もザスタのものになってしまった。
ルッカを妊娠する前までのザスタの腕ならここまで行かなかっただろう。
しかし片やルッカを生むまで持て余された女の身体、片や子供を妊娠した後も複数の女を抱き、孕ませてきたザスタでは耐えられるはずもなかったのだ。

「・・・サリナ?大丈夫?」
「・・・ふにゃぁ?」

気づくとサリナはいつの間にかザスタの胸を枕に、腕の中に収まっていた。
あまりの快楽に、いつの間にか気を失っていたらしい。
その瞬間、サリナは抱かれていたときのことを思い出し、羞恥で顔を耳まで赤く染めた。

「や、やだ私ったら・・・!」
「くふふっ。かわいかったよ、サリナ『お姉ちゃん』?」
「ざ、ザスタっ・・・!?」

急に昔の呼び方をされた意味を理解したサリナは、思わず声を荒げるが・・・。
ザスタが右手の人差し指を口の前で立てながら、左手でルッカを指差すのを見てあわてて口を閉じる。
初めてザスタとHしてからずいぶん経った。
あの頃は弟の延長でしかなかったザスタも、すっかり男らしくなり。
今や自分の手綱を握るほどにまで成長されてしまった。

(あのザスタがこんなになるなんて、なぁ・・・)

姉代わりだったサリナとしてはうれしくもありさみしくもあり・・・。
何とも複雑な心境である。
でも幼い頃から変わっていないことが1つだけある。
どんなに立場が変わっても、ザスタはサリナから離れない。
サリナのほうがザスタから離れられないのもあるが、それでもザスタはいつもみんなの事を見てくれている。
それだけで心が温かくなり、心地よくて。

「さ、もう夜も遅い。オレたちももう寝よう。・・・ほら」
「キャッ?」

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