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地球卵
官能リレー小説 - SF

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地球卵 3


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「悪ぃ、姉さん、のどかっ!寝坊しちまったっ!」
「んも〜。遅いよ、お兄ちゃん」
「私らの世話はアンタの仕事でしょ?しっかりしなさいよね・・・」

駆け込んだ風呂場で進一を待っていたのは、姉の霧香(18)と妹ののどか(13)。
仲良く背中を流していた2人のおなかはぽっこりと膨らんでいる。
2人とも妊娠しているのだ。
姉の霧香は進一の子供を。妹ののどかはニンフ人の子供をそれぞれ宿している。
そして進一はその2人の世話係兼、種付け馬というわけだ。
ニンフ人が地球を征服した当初は肉体改造した人間に育てさせていたが、ニンフ人と地球人との混血化が進んだ今、妊婦や子供の世話は種付け馬である男の仕事となっていた。

「まったく・・・。のどかは初めてなんだからもっと気を使いなさい。
 おなかの子供に何かあったらどうするつもりなの?」
「だからごめん。悪かったって!」

憤慨する霧香に謝り倒して何とか機嫌を直していただくと、進一は慣れた手つきで姉妹の身体を洗い始めた。
もちろん未来のニンフ人の子供の苗床を作る大切な身体、スポンジなど使わず、素手で優しく洗うのが日課だ。

「んっ・・・そうそう、気持ちいいわよ、進一」
「やぁン・・・っ、お兄ちゃあん、そこ、もっとぉ・・・♪」

朝っぱらから甘ったるい声を上げながら進一の手に身体をゆだねる姉妹。
巣の姿はとてもみだらで、熟練の娼婦のような色香が漂っている。
しかし進一はそんな声など気にも留めずに会話を始めた。
「・・・ん。2人とも順調に育ってるな。
 これなら元気ないいコが生まれそうだな」
「もう・・・っ、私たちのこんな色っぽい姿を見せてるのにぃっ」
「どうしてアンタはそんなにクールなのよっ!?
 私たちじゃ勃つものも勃たないってーの!?」

あまりに冷たい反応に怒りをあらわにする姉妹。
女の沽券に関わる問題だ、これは進一の失敗であった。
しかし進一は姉妹と子供を作る種馬、兼飼育員でもあるのだ。
その辺はしっかりしていなくてはならなかった。

「気持ちはわかるけどさ、2人とも今はHできない時期だろ?
 おなかの子供のこともちゃんと考えてやれよ。
 もちろんHできるようになったら、すぐにかわいがってやるからさ」
「「う・・・」」

そう言われると2人も反論しづらい。
しかし進一には自分たち以外にも子作りする女性が結構いるわけで。
まして最近では女性化したニンフ人からも熱い目で見られている。

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