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クラゲ
官能リレー小説 - SF

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クラゲ 1

緑色にきらめく表面に、光る目のような模様がある。この模様は、海中のプランクトンを捕食するのに使われる。
ハトービィークラゲは、かつて地球上に生きていた動物だ。古代ギリシャの学者がはじめてその名前で呼んだのだが、後にそれは発見場所の森の名前だと誤訳されて定着した。
本当はある神話の男神に由来している。
彼は40代半ばの男性で、引き締まった肉体が印象的だった。長年の水泳の練習の賜物か、上半身はがっしりと鍛え抜かれていた。ただし、筋肉はあくまで適度で、過剰な肥大はなかった。
日に焼けた小麦色の肌は健康的で、頬に残る幾つかの小じわが年月を経た男らしさを物語っていた。
短めの灰白の髪は整然と手入れされ、爽やかな雰囲気を醸し出していた。鋭い眼光の中には、長きにわたる競技生活で培われた気合いと集中力が窺える。
そんな彼は今、ハトービィークラゲの触手に絡め取られていた。水着は既に失われ、彼は裸で触手に四肢を拘束されていた。
「クソッ、何だこのクラゲはッ!」
彼がどんなに暴れても、絡みついた触手は剥がれなかった。それどころか、彼の動きを封じるべく、的確に絡みついてくる。
「クソッ、気持ち悪い…」
肌に粘液を擦りつけられ、彼は嫌悪感に顔を歪めた。しかし、彼にはどうすることもできない。
そして、彼の足の間に一本の触手が忍び込む。その触手は先端が細くなっており、そこに生えた無数の突起を蠢かせている。
「な…何をする気だ!?」
彼が恐怖に顔を引きつらせる。
すると触手は、彼の股間にその先端を押し当てた。そして、その突起の一本を尿道に突き入れる。
「ぐわぁぁ!」
凄まじい刺激に、彼は絶叫を上げた。だが、触手は容赦なく彼の雄のシンボルの中へと入ってくる。
その刺激で彼のペニスは急激に勃起し、触手を受け入れやすくする。そして触手は、尿道の最奥まで入り込むと、そこでもぞもぞと動き出した。

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