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異世界の獣人たち
官能リレー小説 - SF

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異世界の獣人たち 2

竜神は世界の10ヶ国語は話せるが…彼女の言葉は、少なくとも地球上の言語とは異なる様だった。
竜神は、あらかじめ用意して置いたサバイバルナイフを腰から取り出して彼女を救おうと思った…が、少し立ち止まった。
少女(?)は両手を縛られていて、腰を曲げた状態で立っているのだが…妙に震えが止まらない状態でいる。彼女のシッポが、まるで何かに逃げようとして、左右に動いている。その瞬間…シッポを狙って後方から伸びて来た触手が口の様に開き、彼女のシッポを掴んだ。
「〜〜〜〜〜〜〜!」
少女(?)は、竜神には分からない悲鳴を上げた。
触手が少女(?)のシッポを掴むと、ゆっくりと撫でる様に前後へと動く、その行為に彼女は日本語では「アン…アン…」と、言う感じで…喘ぎ声を漏らしながら快感に悶える。

どうやら獣人の彼女にとっては、シッポは性感帯の様で触られるだけでも、かなりの快感になるらしい…竜神が見ていると、少女(?)は、ガクガク…と震えながら腰を振って快感を発散させていた。触手が両手を縛り上げて逃げ出す事が出来ない状態のまま、後ろからの攻めは、相手にとっては過酷な条件ではある…。
それ以上に竜人が見て驚くのは少女(?)がシッポだけで相当感じている事だった。さっきまで元気そうだった彼女は、顔を紅潮させて、口から舌を出した表情で喘いでいる。足元がふらつき、股から粘液らしき汁が足を伝って垂れ出している。
彼女は快感に悶えて居る様子で、長い髪を横に振る…その時、竜神の姿を見付けて涙目で何か叫んだ。その直後だった…少女(?)は遂に我慢しきれずに、その場で失禁を催してしまう。
透明の汁が彼女の股の中央から垂れ出して、地面に小さな水溜りを作った。
「〜〜〜…」
何やら悲しそうな悲鳴を漏らして、彼女は悔しそうな表情で涙を流した。
その時だった。別の場所から更に触手が伸びて来た、どうやら彼女が失禁した臭いを嗅いで新たに触手が少女(?)を襲いに掛かる。
新しい触手は彼女の股へと忍び込む、両手で逃げ出せれ無い状態にして、シッポで相手を弱らせて、その隙に女性器を狙う…段取りを考えれば見事な作戦ではあった。
「ーーー!」
少女(?)は悲痛な叫び声を漏らす。
竜神からの角度からでは分からないが、それまでの喘ぎとは異なり、かなりの刺激を喰らっている様であるのは感じた。さっきまで元気そうだったシッポも、力が無くなった様に垂れ下がっている。
どうやら…膣口と陰核を同時に攻められいる様子であった。性感帯のシッポへの刺激も続いている状態で女性器も攻められるとなると…相当堪え難い刺激を受けていると…竜神は予想した。
竜神が助けに行こうとする時、彼女が股に穿いていたと思われる白い布が、股から落ちるのが見えた。
(これ以上は危険かもしれない…)
そう思って竜神はサバイバルナイフを手に触手を切りに掛かる。

ヒュンッ!ズバッ!

風切音と共に、蔓状の触手を切り裂く。
竜神は触手を切り裂いて驚いた。触手は白い体液を巻き散らしながら…生き絶える、しかも頭部の様なモノがあった。頭部には鼻と口があり、口には二枚の舌があった。その頭部が呻き声を漏らしながら絶命した。
触手から解放された少女は(?)自由の身になるとその場で気を失いながら倒れた。
竜神は、彼女を抱き上げ、彼女が穿いていた白い布も拾う、見た時は分からなかったが…紐状の布だった。
(これって…もしかして、フンドシ見たいなモノなのか?)
安全な場所まで連れて行く。再び変な生き物に襲われ無い様に少女(?)を抱きながら木の下で休んでいた。
竜神がしばらくウトウト…とし始め、少し眠ってしまった。
ふと…気付くと、目の前に大きな瞳をした少女が、自分を見つめている事に気付き思わず後退りした。
良く見たらさっきの少女(?)だった、間近で見た彼女はエメラルドグリーンの様な瞳をしていて、あどけない顔立ちをしていた。
「∃∠⊥⌒∂∇≡∨≪†‡∵&#!」
相変わらず何を言っているのか全く理解出来なかった。ただ…何やら怒っている様に思えた。
竜神は、手で相手に言葉が通じない、と…仕草をする。
それを知った彼女は、竜神の手を引っ張って、森の中へと入って行く。しばらく進むと、大きな樹が見えて来た。彼女は大きな樹に上って行く。その仕草は、まさに猫そのものだが…猿見たいと言っても過言では無かった。
彼女は、樹に生えている木の実を見つけると、竜神に目掛けて木の実を投げ付ける。
2〜3個ほど彼女は木の実を投げ落とした。
彼女が取った木の実は銀色の実だった、ちょうど竜神も腹が減っていたので彼は木の実を食べた。変わった食感のする果実だった。彼は少女(?)が樹から降りて来るのを見て彼女に1つ渡す。
「君も食べなよ」
「ウチは要らない」
竜神は驚いた、相手に言葉が通じている。
「あれ…何で、会話が出来ているの?」
「あらゆる言語を翻訳する木の実よ…今貴方は、私の言葉を自国の言葉の様に理解出来る様になったわ、1つ食すれば…しばらくの間は、私達と意識の疎通が可能よ」
「そうなんだ、凄いね…」
竜神は感心した。
「さてと…」
少女(?)は、真剣な眼差しで竜神を見た。
「貴方…ウチが困っているのを見て、何故直ぐに助けてくれなかったの?」
「あ…イヤ、何が起きているのか、全く理解出来なくて…」
「そう…乙女の恥じらいを見て楽しんでいた…訳では無かったのね?」
少女(?)は、疑った眼差しで竜神を見る。
「そ…それは誤解だよ」
しばらく少女(?)は、竜神を見ていたが…
「分かったわ、信じてあげる」

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