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女子校生解体新書
官能リレー小説 - SF

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女子校生解体新書 5

「さて、そろそろ疲れてきたことだろう、休んでくれ」
そう言って蔵元は、里美の首下に拳銃型の注射器で麻酔を注入した。
「・・・あた・・・し・・・は・・・・」
徐々に意識が遠のいていく里美。
完全にこん睡状態に入ったことを確認すると、蔵元は部下に向かって言った。
「これより、被験者の解体を開始する!」
里美の残った服が鋏で切られ、剥ぎ取られていく。あっという間に一糸纏わぬ姿になってしまった。
里美の頭の近くにあった台車つきテーブルの上には、なにやらガラスケースの付いた機器のようなものが置かれている。その大きさは大人の頭がすっぽりと納まるほどだ。
先ほどの愛撫により汚れきった秘所や太ももをアルコールの付いたガーゼで綺麗に拭き取ってやる。



「準備は完了しました」
「よろしい、ではまず頭部の維持措置から・・・」

それからおよそ半日の間、解剖室内にはメスや鋸によるおぞましい音が響き続けた。
蔵元たちが『手術』に専念する間、彼らの脇に置いてあった脳波計が不気味に発光しつつ信号の表示を続ける。もちろんそれは里美の脳から発せられる信号だ。
それはつまり、彼女がちゃんと生きていることを示している、ただしそれは五体満足の状態ではないが。


「ふう、こんなに時間のかかる作業は久しぶりかな・・・」
そう言って傍らに置いた、大きなガラスケースを見やる蔵元。
その中には、切断された里美の生首が封じられていた。
その顔は穏やかな表情で眠っているかのようだった。もちろん生命維持装置に接続されているため、組織や中の脳までちゃんと生きている。

『手術』を開始してから8時間後、ようやく彼らはマスクをはずした。
目の前の台の上には、細かなパーツに解体された少女の肉片が、それぞれ保管便の中に入れられ綺麗に並べられていた。
 それらの組織は生首と違い、生命維持措置がとられていないため全て細胞死を迎えてしまっている。ただひとつ、生殖器を除いては。
里美の生殖器は、生首と同じように多数のチューブによって繋がれ、細胞維持に必要な養分と酸素が行き渡るようになっていた。卵巣は切除されていたものの中の卵子はサンプルとして回収されている。
中に指を入れ、こねくり回すと、身体の中にあったときのようにじんわりと愛液が漏れ始めた。
「ふむ、正常だな」
蔵元は満足げに笑う。
「さあ、彼女を寝室に案内せねばな」


蔵元は台車の上に里美の生首と、そのほかのパーツを乗せ、運んでいった。
エレベータに入ると、カードキーをスロットに差込、権限を認識させる。そしてそれ以下のレベルのスタッフが決して入ることの出来ない地下の階へと降りていった。
エレベータを降りると、そこは自動開閉式のキャビネットが多数ほど置かれている保管庫だ。彼を含めたごくわずかなスタッフのみがその存在を知っている。
保管庫の中を進む蔵元。奥のほうにまだそんなに古くないキャビネットが置いてあり、それぞれLCDが付けられており、「1996年6月8日」「2006年6月9日」「2016年6月4日」と10年ごとに分けられていた。その中の2016年のものの前に立つ蔵元

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