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超合体★アクメロボ ガングリオン
官能リレー小説 - SF

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超合体★アクメロボ ガングリオン 90

莉奈がその女を抱き上げておんぶした瞬間だった。
その両脚が莉奈の身体にがっちりと絡みつき、両腕は首を絞め上げた。

莉奈「な、何する…のっ?!?!」

ギリギリギリ…ッ。
同じ女性とは思えないほどの強い力で締め上げられて、そう叫ぶのがやっとだった。
頚動脈を極められているのであっという間に意識が遠のいていく。

女たち「助けてっ!! お願い、ここから出してっ!!! お願いよ〜っ!!」
莉奈「ううう…。はっ?!」

莉奈が意識を取り戻した時は既に手足を大きく広げられた状態で壁に固定されていた。
目の前のスクリーンには見たこともないマシン群が広がっている。
素っ裸の女たちが巨大なコンベアに乗せられて、流れてゆく過程でどんどん仕分けられていくのが映った。
透明な壁に覆われた動物園のような区画に放り出される女もいれば、カプセルに詰められて並べられていく女もいる。
そしてコンベアの終着点には巨大なミキサーが口を開けて待っているのだ。
必死の叫びも虚しく放り出される女たち。その断末魔の絶叫が響く。

女たち「ぎゃああああああ!!!!」

そこに広がるのは阿鼻叫喚の地獄絵図だった。
必死で目をつぶったが、手足を固定されたままでは耳は塞げない。
莉奈は女たちの声を遮るように思わず叫んでいた。

莉奈「やめて〜っ!! 私たちが一体何をしたっていうの?!」

音もなくドアが開き、莉奈の前に誰かが歩いてくる。
それが人間ではないことは一見してわかった。
全身からメタリックな輝きを放つその姿は、海底要塞『スキゾフレニア』にいるはずのライヌマー教授と瓜二つだ。
これはライヌマーが送り込んだ、自分の記憶と人格をコピーしたアンドロイドなのであった。
ジャーン!!

テロップ「女体検査用アンドロイド・ライヌマーII」

ライヌマーII「体格、容姿、生殖器の形によってメスどもを選別しているのだよ。アクメエネルギーを効率よく抽出するためにね…。ようこそ、私のファクトリーへ!」
莉奈「あなた宇宙人ね?! 私をどうするつもり?!」
ライヌマーII「名刺は見せてもらったよ、ジャーナリストの早川さん。何処から情報を仕入れたか知らないが、ここに潜入する貴女の勇気に敬意を表して、最高のもてなしで歓待しよう。しかし、その前に…」
莉奈「その前に…?」
ライヌマーII「君に会わせたい人物がいるのだよ」

ライヌマーが振り向くと、再びドアが開いて拘束された明日香が運ばれてきた。

莉奈「明日香っ!! お願い、離して!! その子を離してあげてっ!!」
ライヌマーII「それは出来ない相談だ。君たちはこの施設の場所を知ってしまった」

明日香は気を失ったままメカニカル・チェアーに座らされていた。
素っ裸にされ、手足は拘束具でがっちりと固定されており、後ろから『たかひろ』こと警備ロボ53号が押してくる。

莉奈「明日香っ!! 明日香っ!!」
明日香「ううう…。せ、先輩…。ここは…」

朦朧とした中で莉奈の声が響いた。
明日香はようやく意識を取り戻したが、未だ状況を把握しきれていない。

ライヌマーII「我々が誇る警備ロボは液体金属で構成されている。特殊な電波で基地周辺に近づく人間の深層意識を探り出し、相手の望んでいるものや恐怖を感じているものに変形することが出来るのだ…。君たちはまんまとその罠にかかった、というわけだ」
莉奈「ちきしょうっ!!」
ライヌマーII「君への歓待だが、まずオードブル(前菜)としてこのメスが苦しみ悶える姿をたっぷりとお目にかけよう。やれっ、警備ロボ!!」
警備ロボ53号「イエッサー!」

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