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超合体★アクメロボ ガングリオン
官能リレー小説 - SF

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超合体★アクメロボ ガングリオン 47

ガシン! ガシン! ガシン!
アスペル・ギルスは素早くドームを分解して合体。両腕で頭部を保護しながらガングリオンを掴みにかかった。

コリン「くらえ!! オー・マイ・ボール!!」

ガングリオンは機体をそり返らせ、胸部から光の球を発射した。
この光は反アクメ・エネルギーの塊で、これをくらったアクメロボはたちまち機能停止する。
アクメエネルギー以外の動力で動く戦闘ロボではガングリオンのパワーに勝てず、アクメロボは反アクメ・エネルギーに抗うことはできない。
つまりオー・マイ・ボールは対アクメロボ戦における最強の必殺技なのだ。
これを両腕でまともに受け止めたアスペル・ギルスは一瞬で動きが止まった。

コリン「とどめだっ!! ゥアクメ・ソード!! Gスポット三段斬りィィィ!!!」

しかし斬りかかる瞬間、アスペル・ギルスの巨大なアームが再び動き出し、ガングリオンを弾き飛ばした。
ガシ―――――――ンッ!!!!!

コリン「うわああぁぁぁ―――――ッッッ!!!」

きりもみ状態で吹っ飛ぶガングリオン。
コリンは必死に操縦桿を操り、なんとか機体を立て直した。

コリン「今のは一体…何だったんだ?! 必殺技オー・マイ・ボールが効かないなんて!!」
メカ・シャルル「オー・マイ・ボールか…。たしかに素晴らしい武器だよ。通常のアクメロボならひとたまりもない。だが、このアスペル・ギルスには効かん!!」
コリン「そんなバカな!! もう一度くらえっ!!」

コリンは再びオー・マイ・ボールを発射した。
それをまともにくらったアスペル・ギルスは一瞬動きを停止したが、すぐに動き出した。
ガガガ…。ジリジリとガングリオンに迫ってゆく。

メカ・シャルル「まだわからないのか? アスペル・ギルスは二十身合体。20のパーツにそれぞれアクメ・リアクターを搭載し、独立連動システムで動いている!! オー・マイ・ボールで幾つかのパーツが機能停止しても、他のパーツがエネルギーを供給して動き出すのだ!! 君の攻撃で脚部パーツが1機破壊されたが、それとて軽微な被害だよ!!」
コリン「何だって?!?! そんなの聞いてないぞ!!!」

ジャキン!!
アスペル・ギルスは両腕を大きく広げて構え直す。
頭部の角から放電し、バチバチ…ッ! と火花が飛んだ。

メカ・シャルル「では今度はこちらの必殺技をお見せしよう!! エンドレス・オーガ・フラーッシュ!!」

ビカビカッ!!
2本の角から発する強力な光がガングリオンに浴びせかけられた。
眩い閃光に包まれたコリンは身を屈ませて防御態勢をとるのが精一杯だった。

コリン「うわっ!! …あれ? 何ともないぞ? おいシャルル!! 貴様の言う必殺技はとんだ失敗作だな!!」
メカ・シャルル「フフフ…。それはどうかな? それより機体の調子はどうだね?」

コリンがコンソールに目をやると計器類が激しく点滅している。

コリン「ん? アクメ・リアクターの計測値が異常だぞ!! これは一体…」

と、その時。
いきなりガクン!! …とコクピットに衝撃が走り、ガングリオンは急発進した。
アスペル・ギルスなど目に入らぬかのようにジグザグの軌道を描きながら凄い勢いで上昇してゆく。

コリン「何故いきなり発進した!? くそっ!! 操縦桿が言うことを聞かない!! どうしたんだガングリオン!!!」
メカ・シャルル「…くっくっく。君は知らないかもしれんが、惑星エキサイトで発見されたポルノ光線はメスの脳の視床下部を強烈に刺激するのだよ。理性を麻痺させ、性欲の権化に変貌させる恐ろしい光線だ!! これを人工的に強化・増幅したのが『エンドレス・オーガ・フラッシュ』なのだッ!!! これをくらったら、君の機体に積んでいるメスがどうなると思う…?」
コリン「な、何だってぇ―――?!?! うわ――――ッッッ!!!!」

アスペル・ギルスは悠然とその場に立ち止まり、高みの見物を決め込んでいる。

メカ・シャルル「コリン君!! その衝撃に君の身体がいつまでもつかな? 私に許しを乞うなら助けてやってもいいんだよ?! わっはっはっは!!!」

シャルルの高笑いが響き渡った。
荒馬のように跳ねながら、急激な上昇下降を繰り返すガングリオン。
そのコクピットではコリンがなんとか機体を制御しようと悪戦苦闘していた。

コリン「くそっ、止まらない!! アクメ・リアクターが暴走している!! これじゃ戦闘どころじゃない!! うわわっ!!!!」

ガクン!! コリンの身体にさらなる衝撃が走った。
ガングリオンはさらにスピードを上げて上昇し始めたのだ。このままでは大気圏を脱出しかねない。

コリン「エネルギーの過剰供給でリミッターが完全に故障している!! このままでは僕がGに押し潰されてしまう――!!」

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