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超合体★アクメロボ ガングリオン
官能リレー小説 - SF

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超合体★アクメロボ ガングリオン 22

一方、彩音は…。
なんとか無事に1日の授業が終わり、放課後となった。
彩音は芽衣と一緒に帰り道を歩いている。

芽衣「こうやって2人で並んで帰るの久しぶりね。たった2週間前なのに、もう何年も前の気がするわ…。私、宇宙人が攻めて来てる間、避難所でお布団かぶって震えてたの。彩ちゃんはずっと何してたの?」
彩音「いや〜その〜何ていうか…。その話はまた今度にしない? ちょっと色々ありすぎて一口には説明できないの」
芽衣「じゃあさ、これから彩ちゃん家に遊びに行ってもいい?」

ギクッ!! 彩音はドキッとした。そんなことしたら芽衣が来らコリンと鉢合わせしてしまう!
あの巨大ロボのことも、いやらしいメカにさんざん犯されてしまったことも、全部話さなければならなくなる!!
彩音にはとてもそんな勇気はなかった。

彩音「えっ?! そ、そ、そ、そ、それはちょっと…。今、お客さんが来てるから困るな〜!」
芽衣「彩ちゃん最近冷たいのね…。私たち親友同士でしょ?! 長居しないから!! ねぇお願いっ!!」
彩音「う〜〜〜〜ん…」

涙を浮かべる芽衣には勝てそうにない。

(コリン君のことは交換留学生ってことにでもしておくかな…)

彩音は諦めて親友を家に連れて行くことにした。

彩音「ただいま〜! はぁ〜疲れた! ママ、おやつは〜?」
芽衣「お邪魔しま〜す!」
彩音「ママ〜、何処にいるの?」

2人がリビングに入ると…。

鈴音「はい、あ〜んして」
コリン「あ〜ん。モグモグ…」
鈴音「どう? 美味しい?」
コリン「うむ」

鈴音がコリンにケーキを食べさせているではないか!
彩音はカッとなって飛び出した。

彩音「ちょっとママ何やってんのよ!!! 離れなさいよ2人とも!!!」
鈴音「きゃあっ!!」
彩音「まったく油断も隙もありゃしない!!」
コリン「彩音、落ち着け。ママとおやつを食べていただけだ。後で可愛がってやるから心配するな」
彩音「あなたねぇ!! 私をこんな身体にしておいて!! その上ママにまでちょっかいを…!!」

しまった。
芽衣の前だというのに、怒りのあまり思わず言ってしまった。

芽衣「…………」
彩音「あのあのあの、そのその…。これは違うの!! そんなんじゃないのよ!! この人は交換留学生のコリン君!!」
芽衣「彩ちゃん…。彼氏が出来たのね…。どうりで…。他人を家に呼びたくない理由がわかったわ…」
彩音「ちちち、違うってば芽衣ちゃん! コリン君はまだ日本に慣れてないから…」
芽衣「親友の私にも言えないのね…」
コリン「…なんだ彩音、その子も僕に可愛がって欲しいのか? じゃあ3人で楽しもうか」
芽衣「…不潔よッッッ!!!!!」

バンッ!! ドアを開け放って芽衣は泣きながら飛び出していった。

彩音「待ってよ!! 違うの!! これには色々事情があって…!!」

それを追って彩音が玄関を飛び出すと、歩道を駆けてゆく芽衣の後ろ姿が見えた。

彩音「コリン君!! 一体どうしてくれるのよ!! 芽衣ちゃん泣いちゃったじゃない!!」
コリン「彩音、気にするな。思春期のメスというのは情緒不安定だ。数日も経てば忘れるだろう」
彩音「だ〜か〜ら〜!! そういうデリカシーのないところが嫌われるのよ!!」
コリン「地球の平和を守る仕事に較べたら瑣末な事だよ。それより彩音、おかしいとは思わないか? あのステッドラーが番組ジャックだけで満足している筈がない。近いうちにきっと何か仕掛けてくる。お前もその時に備えてすぐにイケるように日頃から訓練しておかなきゃダメだ!」
彩音「コリン君のバカ〜!!!」

バキッ!!
彩音の繰り出す渾身の右ストレートがコリンの顔面に炸裂した。

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