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超合体★アクメロボ ガングリオン
官能リレー小説 - SF

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超合体★アクメロボ ガングリオン 3

(え〜ん! 宇宙から来たイケメン君に裸見られちゃったよ〜…)

彩音は心の中でベソをかいたが、後の祭りである。
胸と股間を手で隠しながら、コリンに背を向けたまま受け取った。
おそるおそるリングを首にパチリと嵌め込むと、ぞぞぞっと全身を舐め回されるような、何とも言えない感覚が走った。

彩音「あひゃああああああ!!!!」
コンピュータ「アクメ・リアクター起動…。登録個体ヲ認識中…。アクメ・パーツトシテ保存用遺伝子登録完了」
彩音「ううう〜…。一体、今の何?」
コリン「フッフッフ。心配することはない」

そして一瞬でボディスーツが彩音の全身に展開する。
しかしその薄紫色のスーツもピッタピタの透け透け。要するに何も着ていないのと同じだった。
小さめなおっぱいも、お尻の割れ目も、ようやく生え始めた縮れ毛も、全てが丸見えなのだ。
自分の身体を見回した彩音は再び絶叫。

彩音「きゃああああああ!!! 何よ、これぇ!!!」
コリン「うんうん。よく似合っているよ。これで戦闘準備は出来た。さぁいくぞ!!」
彩音「えええええええ〜〜〜〜?!?!」

戸惑う彩音を尻目にヘルメットをかぶったコリンが再び操縦席に戻ったその時。
グワッ!! 今度は凄まじい衝撃が2人を襲った。

コリン「うわあああああっ!!!」
彩音「きゃあああああああ!!!」

ビュン! ビュン!
ガングリオンの周囲に次々とビームが降り注ぐ。
続けて起こる爆発にガングリオンは体勢を崩して、がっくりと膝をついた。
コリンは操縦桿を握り、機体を立て直そうとする。

コリン「くそっ! もう見つかったのか!」
シャルル「遅い! 遅いぞ! コリン君。君の思い通りにはさせないよ!!」

若い男の声が周囲に響き渡った。

コリン「その声は…シャルル!」
シャルル「ほらほら! 次の攻撃に備えたまえ!」

ギャ――ン!!
背中のバーニアを噴射して飛び上がろうとするガングリオンは、凄い勢いで急降下してきたロボットに叩き落とされた。
再び衝撃に見舞われた2人は悲鳴を上げる。

シャルル「どうしたコリン君! 実戦は甘くないぞ!!」

シャルルの駆るロボットは下から迫ってきた。
スマートなガングリオンに較べて手足が大きく、ずんぐりした赤い機体だ。
その頭部には一角獣を思わせる巨大な角が伸びている。
ガシ―――ン!! 弾き飛ばされたガングリオンは今度は上方に跳ね上げられた。

コリン・彩音「うわ―――ッッ!!!」
シャルル「何だ、セーガン博士が開発したアクメロボの性能とはこんなものか? そんな機体で私の操るアスペル・ガーに勝てるつもりか?」

アニメならよくある会話だが、このやりとりは周囲数キロに響き渡っている。
ガングリオンにも『アスペル・ガー』と呼ばれるこの赤いロボットにも、戦闘中でも会話できるように大型スピーカーが装備されているのだ。
戦闘するだけでも周囲は大被害なのに、何というはた迷惑な宇宙人であろうか?

シャルル「…それというのも君の父上がいけないのだよ!! アクメロボ開発を命じたステッドラー総統に背いてニセの設計図を提出し、我々を欺くとはな!!」

アスペル・ガーは今度は両腕からカギ爪を出すと、グルグルと高速回転させながらガングリオンに迫る。

シャルル「あまつさえ我々の侵略計画を妨害しようと息子の君まで地球に差し向けるとは!! その罪万死に値する!!」
コリン「させるかぁっ!!」

ガシッ!!
回転する両腕をかろうじて受け止めたガングリオンだったが、また衝撃で跳ね飛ばされた。

コリン「おああ―――ッ!!!」

しかし今度は飛ばされた先に素早くアスペル・ガーが回り込んでガングリオンを抱きとめる。
ヴイ"ィィ―――ン"!!
ガングリオンの機体は二本の腕とカギ爪で完全に固定された。

シャルル「…だが、今ならわかり合える。そうだろうコリン君?!」
コリン「何のことだ?!」
シャルル「とぼけるな! 私の君に対する想いを知らぬとは言わさんぞ!!」
コリン「よせっ、気持ち悪い!! 僕に近づくな!! この変態野郎っ!!」
シャルル「フハハ、その状態で何を言っても無駄だ!! このまま活動不能にして機体ごと君をお持ち帰りしてやる!!」

ギシ! ギシ! ギシ!
アスペル・ガーの腕がガングリオンを締め上げる。

コリン「ううう…このままでは、やられてしまう――!!!」

操縦席にコリンの甲高い声が響いた。

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