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超合体★アクメロボ ガングリオン
官能リレー小説 - SF

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超合体★アクメロボ ガングリオン 2

そう。まるでアニメに出てきそうな巨大ロボット。
身長数十メートルはあろうかという鉄の巨人である。
西洋の甲冑を着た騎士のような勇ましいフォルム。背面には巨大な翼を折りたたんで格納している。
その形状からして、このロボットは墜落したロケットが変形したもののようだった。
ヘルメットの前面からアンテナ状の金属板が伸び、その下から端正な顔がのぞく。
胸部には球体が埋め込まれており、ぼんやりと光を放っていた。
彩音は思わず息を呑んだ。

彩音「あなたなの?! 私を呼んだのは? 答えてっ!!」
ロボット「…ガガガ…! ガングリ…オ"オ"オ"ォォ――――ン!!!」

彩音の呼びかけに呼応するようにロボットは口を開け、雄叫びを上げた。
その咆哮はビリビリと空気を震わせて街中に響き渡った。
次の瞬間、ロボットの胸部から一条の光線が投げかけられる。
キラッ!! あまりの眩しさに手をかざす彩音。
その光を浴びた途端、その身体はふわりと浮き上がった。

彩音「きゃっ!! か、身体が…っ!! う、浮いてるっ!!」

空中でバタバタと必死に手足を動かしてもがくが、地面には届かない。

彩音「きゃあああああああああああああ!!!!!!!! す、吸い込まれるぅっ!!」

彩音はロボットの中へと吸い込まれ徐々に消えていく。
しかし着ていた制服は通過できずに弾かれてしまい、ジャケットやスカート、ブラ、パンツ等がひらひらと宙に舞っていた。

彩音「ああああ…!! あれ…? ここは…?!」

気がついた時、そこはもうロボットの内部だった。
彩音は大型のリクライニングシートの上に寝かされている。
室内は広い空間のようだが、視界は真っ白。見回しても何も見えない。

彩音「きゃあっ!! う、動いた?!」

座っているシートがガクンと動き、上昇し始めた。
シートは巨大なチューブの中をぐんぐん移動し続け、急停止する。
次の瞬間、天井のシャッターが左右に開いてシートは別の空間に飛び出した。
そこは様々なメカニックに囲まれたコクピットだった。
前方にはもう一つシートがあり、誰かが操縦している後ろ姿が見える。どうやら少年らしい。
パイロットスーツを着てヘルメットをかぶったその少年は、ゆっくりと彩音の方を振り向いた。

彩音「う、宇宙人っ!?」
謎の少年「kうぇ@p」けあ0お〆jz∵♪8yh;pk0√fk△−え7q2∀」

少年は甲高い声で早口に喋るが、意味不明で全く聞き取れない。

彩音「何言ってるの? 全然わかんないわよ!」

少年は彩音のリアクションを見て、首元のリングに取り付けられたダイヤルを回転させた。言語を調整をしているようだ。

謎の少年「hどωす∞ご刀Aむ"rθΩn…。あ――、あ――。これでわかるかい?」
彩音「凄い! 日本語も喋れるのね! 私は星野彩音! あなた誰なの?!」
コリン「…僕? 僕はコリン。コリン・セーガン。君たちの住むこの星から1600光年離れたE−1星からやってきた」

『コリン』と名乗るその少年は、かぶっていたヘルメットを取り手を差し出した。
彫りの深い美しい顔立ち。女性のように赤い唇。無造作に分けられた亜麻色の髪。微笑むと白い歯が光った。

(きゃ――――超イケメン!! び、美形だわっ!! まるでアイドルグループの人みたい!!)

コリンに見つめられて彩音は思わず頬を赤らめた。
イケメンの魔力には勝てない。彩音はおそるおそるその手を握りしめた。
初めて交わされる、星を超えた宇宙人と地球人の握手だ。

コリン「聞いてくれ。この星は狙われている! 詳しい話は後でするが、時間がない。もうすぐE−1星の侵略部隊が地球に侵攻してくる! 頼む! 僕と一緒に戦ってくれ!!」
彩音「えっ! えっ?! 私…自慢じゃないけど機械オンチで…。電子レンジも上手く扱えないんだから!! こないだなんか、掃除機壊しちゃってママに叱られたくらいだもん!!」
コリン「大丈夫。君は座っていてくれたらいいんだ。後は僕とガングリオンが何とかするから!」
彩音「ガ、ガングリ…オンって?」
コリン「僕たちが今乗っているロボットの名前さ。父が作ってくれたんだ。君はガングリオンに選ばれた特別な子なんだよ!」
彩音「選ばれた…。私が? …あ、あれっ!? 私…。裸…?! きゃあああああああ!!!」

自分が素っ裸なのに気づいた彩音は真っ赤になってうずくまってしまう。

コリン「理由は今にわかる。それより服を着たまえ。これを首につけるんだ。さぁ早く!」

コンソールのボタンを押すと、シュッとトレイが飛び出してくる。
その上に乗せられているのは金属製のリングだ。コリンはそれを彩音に差し出した。

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