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パラレルワールド
官能リレー小説 - SF

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パラレルワールド 23

玄関で指紋照合とパスワードを入力してドアを開ける。さらに赤外線センサーも解除する。
たぶん、僕たちを守るためのシステムだろう。
「銀行の金庫並みのセキュリティーシステムだ」
「仕方ないよ。慣れるまで我慢して。」
家に入るとママが出迎えてくれた。
「お帰りなさい。」
「ただいま。」
「明日から私も先生として学校に行くから。」
 僕は、愛香ママがもとは保健室にいたことを思い出した。ただ、あの世界は今の世界とは違うような気がするし、本当に普段からそこにいたのかよくわからない。
 「保健室の先生になるの?」
 「保健室には前からの先生がもういるから、保健室の交代要員になるの。あとは、保健体育でちょうど先生が足りなかったらしくて、保健の授業から入っていくよ」
今日は夏奈と寝ようと思ったけど、宿題があるからと断られた。
「お兄ちゃんごめんね。宿題たくさんでちゃって。また明日ね。」
ご飯を食べてフロに入った後、さやかちゃんと寝ることにした。
さやかちゃんの部屋
「春君と寝るの久しぶりだね。」
「最近、引越やらバタバタして忙しかったからな。」

僕たちは一緒に風呂に入り、出た後、素っ裸のまま部屋に直行した。そして、2人並んでベッドの上に座った。何故かベッドはダブルサイズだ。

「ねえ、明日の放課後…私の演技…必ず見に来てね」
「うん。もちろんだよ」
夕飯の前、さやかちゃんと夏奈にレオタードを見せてもらった。さやかちゃんのは濃厚なピンク、夏奈のは鮮やかな黄色と、同じ新体操部でも中等部の子と高等部の子ではレオタードの色が違うらしい。新体操部員の子はこの練習用のレオタードを3枚は用意しているそうだ。

「今日、有希さんと一緒に裸になって、写真や絵のモデルになったのよね!」
「え、ええ…まあ…」
さやかちゃんに言われ、僕は後ろめたさを感じた。
「これから、私たち2人の裸、写真に撮りましょうよ」
「えっ!?」
「ちょっと待ってて。ママを呼んで来るから」
さやかちゃんはそう言うと、素っ裸のまま部屋を飛び出した。
しばらくすると、素っ裸のさやかちゃんと共に、デジタルカメラを手に持った愛香ママが入って来た。

さやかちゃんをお姫様抱っこして写真を撮る。その他いろんなポーズで写真を撮った。
「満足した?」
「うん!」
ママにお休みのあいさつをしてさやかをベットに押し倒す。
「『さやか』って呼んでいい?」
「いいよ。私も『はる』って呼ぶから。」

でも、『はる』だと変な感じがするから、『春木』って呼び捨てで呼んでもらうことにした。

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