PiPi's World 投稿小説

宇宙人ハーフの転校生
官能リレー小説 - SF

の最初へ
 0
 2
の最後へ

宇宙人ハーフの転校生 2

 
「みんな良く聞け、皆も知っての通り当校にウェルストン星からの転校生が来るとテレビ等で報じられたのは知っていると思うが正式に我がクラスに入る事になった」

クラス全員がその声で騒然となる。
先生は皆をなだめると

「それじゃ自己紹介をお願いするか」

先生の仕切りでまず最初にロングヘアの女子生徒が挨拶を始めた。

「初めまして千葉真奈美(ちば まなみ)です。よろしくお願いします」

皆は千葉と言う名字にまた驚いていた。
そして

「千葉華奈美(ちば かなみ)です。見ての通り真奈美は双子の姉です。よろしくお願いします」

二人の紹介が終わってもどよめきは治まらない。

「おい、お前と同じ名字だけど、どうなってんだい?」

勇樹の前に居る生徒が勇樹に声をかける。

「僕に言われても知る訳ないじゃん」

当然である、何故ウェルストン星の少女が千葉と言う名字なのかは勇樹に解る訳がない。
ところがその答えは直ぐに先生の言葉で知る事になる。
 
「更に驚く事だが特に千葉…いや今日からは区別するため勇樹と呼ぶが、
ウェルストン星と国連との条約により日本政府は超法規的処置で勇樹は真奈美と華奈美の間とで夫婦となった」

ドタッ!

今の言葉で勇樹は一気に目覚め、立て肘に顔が乗ってたのがズレ落ちてしまった。

「一体どう言う事なんですか?」

いきなりの事で勇樹は先生に問い詰めた。
 
「そんな事言われてもなぁ…」

先生が困っていると真奈美が答え始めた。

「私にとって今回の事は言わば『結婚』と同じ事!だから色んな情報から私とヵなちゃんは千葉勇樹様を旦那様と決めたのです」

更に華奈美が追い討ちをかける。

「あたいの星では一夫多妻は常識で一人の夫に百人の妻が居るのはざらにあります」

二人の言葉にクラス全員、呆気にとられ何も言えない。
そして先生は思い出したかの様に…

「そうだ二人の席は勇樹の両隣だから席につきなさい」

そう言われ二人は勇樹の両隣の席へと向かった。
「「よろしくお願いします 結城様」」
「あ、ああ」

SNSでこの小説を紹介

SFの他のリレー小説

こちらから小説を探す