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強すぎてニューゲーム
官能リレー小説 - SF

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強すぎてニューゲーム 1

アニマ暦999年
人類、獣人、竜人、魔人……様々な生物が手を取り合って暮らす平和な時代に
突如、魔王の率いる魔王軍が全世界に向けて宣戦布告をした!
その圧倒的な力を前に日に日に人類の地図は黒く塗り替えられていくのだった

そんな血で血を拭う暗黒の時代に、一筋の光が射し込む
勇者伝説……男は使命を胸に今、旅立つ!!



そんな割と有りがちな紹介文に吊られてこのゲームを購入したのは
3ヶ月も前になる。この手のRPGゲームには珍しいエロゲなのだが
文句なしのボリューム感に、強くてニューゲームの周回システムがあり
プレイの度に変わっていく世界に引き込まれて、気が付けば何度も何度もプレイを続けていた。

ただ、まあ何度もプレイを続けていったら流石に飽きも来るもので、データを弄ったりしてダラダラプレイを続けてたんだが、とうとうこのニューゲームを最後のプレイにしようと決心した……


強くてニューゲーム、そのアイコンをクリックをしたのだが
ゲームが始まる気配が全くない!故障か?とヤル気に水を挿されてブルーになっていると
突然、画面が光だして俺は抵抗も出来ずにその光の中に吸い込まれていった。



光が晴れると俺は見知らぬ土地に居た。さっきまでの殺風景な自室
ではなく、青々とした木々が生い茂っている森の中だ。

目の前の珍事に俺は途方に暮れていると、何処からともなく大型犬を
大きくしたような犬が二匹現れたのだった。

そこで俺は気付き、確信する。目の前の犬の名はワーウルフ
俺はあのゲームで何度もコイツを見たことがあるのだ!!

ゲームの中に入った!?そんなバカな事が有るものか。と目の前の光景
を信じられないでいると、ワーウルフが突然襲い掛かってきた。
しまった!!これはオープニングの強制戦闘だった!


ワーウルフが容赦なく俺の首元目掛けて噛みついてくる。
俺は驚きのあまりに絶叫をあげたが、……痛くない!?
取り敢えずワーウルフを払い除けるため、力一杯首に噛みついている
ワーウルフを押すと、ワーウルフは吹き飛んで木に激突してピクリとも動かなくなってしまった。


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