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炎と蛮人
官能リレー小説 - ファンタジー系

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炎と蛮人 2

ふいに暗闇の中に赤い光が灯った。
眩しく感じるほどの輝きが一気に広がっていく。そしてそこから無数の小さな光が現れて周囲を飛び交い始めた。
(これは一体…)
その美しい光景に見惚れている間にアーヴェは徐々に奇妙な感覚に囚われていった。まるで性欲に歯止めが利かなくなっていくような、そんな感覚だ。
心臓の鼓動が高鳴り、身体が熱くなる。息が荒くなり、思考も霞んでいく。
(ああ…欲しい…。気持ちいい事がしたい…)
やがて頭の中に浮かんだのは性行為の事だった。赤い光の群が舞う中、アーヴェは屹立の先端がジンジンしてくるのを感じてさらに興奮する。
ついに完全に思考が性欲に支配された瞬間、彼の身体は赤い光に囲まれて宙に浮き上がっていた。
するとどうだろうか、突如として股間に巻いた布が消失し産まれたままの姿になったかと思うとさらに変化が起こった。全身が燃え上がったかのように赤く光り輝くと同時に背中からバサッと生えたのは雄々しき赤い翼。
「熱い…身体が凄く火照って…熱いよぉ!」
股間でビクビクと脈打ちながら熱を放ち続けるペニス。それはまさにマグマのような熱さだった。
──天と地を繋ぐ赤い輝き、そして我を導く真紅への信仰が重なりあった時…大いなる力が生まれるのだ!
どこかから野太い男の声が響くと同時にアーヴェは己の体をくねらせる。
その瞬間、ペニスの先から白い液体が勢い良く飛び出した。
それはまるで精液のようにも見えたのだが、その勢いと量は凄まじくアーヴェの身体を包み込み白濁液の球体を作り上げていく。
「んほぉぉぉお!」
球体の中でビクビクと大きく体を震わせながら叫ぶアーヴェ。と同時に、彼を覆っていた白い塊が一瞬赤く輝いて炎に包まれた。


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