魔族復興 2
外は日の出を迎えて間もない時間だ。俺は魔族にしては早起きなほうで、この時間に目覚めることが多い。呼び鈴を鳴らすと、メイドが入ってきた。
「若様、おはようございます……酷いお汗です。入浴なさいますか?」
「そうだな。頼む」
「かしこまりました」
彼女も魔族だ。両側頭部には羊のような角があり、髪の色は紫。俺の侍従の娘で、一緒に落ちのびた一人で、名前はカチュアと言う。
メイド服を押し上げる豊かな胸を揺らせて一礼すると、俺の着替えの用意をしてくれる。
そのまま、二人で隣にある浴室に入る。俺はよく悪夢を見るので、この隠れ家には俺の部屋の隣に俺用の浴室がしつらえてあるんだ。
カチュアは汗だらけになった俺の寝巻を丁寧に脱がせると、自分も楚々と服を脱ぐ。
魔族らしい艶やかな紺の肌をした、魅惑的な身体があらわになる。
浴室に入り俺が椅子に腰かけると、カチュアが桶で背中から湯を掛けてくれる。
冷えた寝汗が洗い流され、身体が温まることでやっと人心地がついた。
「……ふぅ〜っ」
「若様、お背中を失礼いたします」
カチュアの豊かな胸が背中に押しつけられ、泡と共に形を変えながら俺を洗ってくれる。
背中を下までいくと、次は腕を間に挟んで揉むように動いていった。
ときより漏れる甘い吐息が耳朶を撫で、俺の雄の本能を刺激する。
「はぁん…」
「カチュア…」
俺の両腕を揉み洗ってくれたカチュアと眼が合った。俺が何をしてほしいのか、カチュアはすぐ理解してくれる。
そっと俺の両足の間に屈むと、元気になった俺をうっとりとした眼で見てから言った。
「今日はいつも以上に大きくなられて…ご立派です」
「お前が育ててくれたからな」
「それなら、よりをかけて綺麗にいたしますね」
にっこりと微笑み、カチュアは溶いた石鹸を胸の深い谷間に流すと、俺のものを挟み込んだ。
カチュアの胸は、巨乳どころか爆乳といっていい。
でも俺のものはそのカチュアの胸に挟まれても、先端が飛び出てしまう。
俺のものを挟んだカチュアは、ゆっさゆっさと胸を両手で上下に動かす。