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淫蕩王の旅
官能リレー小説 - ファンタジー系

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淫蕩王の旅 2

マリーと全裸で寝そべっていると、脇腹を撫でてくる。
「ちょっと太った?」
「そうかな」
「十年ぐらいしたら、歩くのもふぅふぅ汗だくのおじさんになったら嫌よ」
「いいじゃないか、太っても。マリーのこれだってつかみきれないぐらいおっきくなったじゃないか」
「あんっ、話してるのに、いきなり揉まないでよ、くすぐったいでしょ」
脇腹の少したるんだ肉をつねられた。
「これはね、赤ちゃんできたら、いっぱいミルクあげられるようにおっきくなったの。ただのおでぶさんみたいに言うな!」
妊娠すると左乳房に小さな花のような印が浮かび上がる。
授乳するうちに消えれば、また妊娠できる合図で、印が消えなくなるともう妊娠できないという合図で、村の掟の一ヶ月に一度の義務はなくなる。
に印つきになったのでまだまだ女盛り。
「他の人の家はお友だちがあれこれ持ってきたり泊まっていたりするけど、そういうのもなんかめんどくさいから嫌だっていうの……」
村人たちがひとつの家族のように結束しているのは、印つきの女性たちと暇な男たちが種つけ以外にしていて仲良く協力して暮らしているせいもある。
ジェシカはもともと商人だったが、村が気に入って移住してきた女性。
子供の頃は、ジェシカに他の村の話や昔話をよく聞きに行ったものだ。
「母さんに仲良くしたい人はいないのって聞いてみたけど、みんな悪い人じゃないんだけどねって言うの」
他のところから移住してきた美人がもてないはずがない。それに、今も娘のマリー狙いでジェシカとお近づきになりたいおっさんどもはいるはず。
「ねぇ、私が印つきになっても、お婆ちゃんになっても仲良くしてくれる?」
「なにを今さら」
「母さんは商人の人が来たときに交渉するのが仕事だから、あまり仲良くしなくても大事にされる気がするの、でも、私は……」
「マリーも巫女じゃないか」
「七歳のときに魔法陣が反応したから今日から巫女って言われたけど。ある日いきなり魔法陣が反応しなくなるかもしれないでしょ?」
「いや、なんか、マリーが巫女だから仲良しなわけじゃないし」
「ふぅん、そっか」
マリーはにっこり笑うと、やんわりと勃起しているものを握って軽くしごいた。
思わず声を上げると、くすくすとマリーは下半身のほうに体をずらしてきた。
ちゅ、ちゅぷっ、じゅるっ……。
マリーが勃起したものを口に含むと濃厚な愛撫を開始した。
「マリー、そんなに激しくしたら……はぅっ!」
「だひたくなっはら、だひていいよ、んくっ、んんっ……」
マリーの頭部が上下にゆれ、頬の内側や舌がねっとりと刺激してくる。
「あぅっ、あぁ、でも、口に出しても、妊娠しないじゃないか」
マリーがくわえたまま目を細めて笑う。
じゅぷっ、じゅぶっ、じゅるっ……。
「あっ、ああぁっ!」
しゃぶるだけではなく、しなやかな指先で根元から中ほどまでをしごかれて、睾丸から溢れ出した熱いものが、肉幹を脈打たせながらマリーの口腔に包まれている先端から噴き上かる。
どくっ、どひゅっ、どぷっ、どぷん。
勢いよくほとばしる白濁を、マリーは目を閉じ動きを止めて、舌の上に受け止める。
そして、こくこくと細い喉を鳴らして嚥下した。そして一滴もこぼさないように先端を吸い上げた。

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