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孕ませコロシアム
官能リレー小説 - ファンタジー系

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孕ませコロシアム 23

何が起きたのかもわからないまま、ベルトロ自身も股間の激痛に見舞われた。
苦痛で股間を押えてかがみこむベルトロ。
倒れてうめく男達の声が、重なり合って異様な響きだ。
「きゃああ!!」
「なにこれ、リック!しっかりして!」
「マーク!マーク!」
客の中には女性もいる。彼氏や夫が苦悶する姿に動転し悲鳴をあげたり、必死に助けようとする者もいる。

「おい、しっかりしろ!大丈夫か!?」
ベルトロは痛みに耐えながらも、客席で倒れ伏す男達に声をかける。
だが、返事はない。ベルトロよりも症状が重いようだ。
『こ、これは一体どうしたことでしょう!突然会場の男性達が苦しみ始めました!どうやら、男性のみを襲う魔法が発動したようです!』
会場中から阿鼻叫喚の嵐が巻き起こる。
『これはまずいですね…。このままでは試合どころではありませんよ!』
もう一人の実況者の言葉通り、事態はかなり深刻だった。
観客達の叫び声で目を覚ましたミイナだったが、まだ意識がはっきりせず状況がよくわかっていなかった。
そんな彼女の目に映ったのは、素っ裸でペニスを押さえて苦しむ男達の姿だった。
「うわああっ!」
「ぎゃあああ!」
会場中に響く絶叫。
「な、なにが起きてるの…?」
ミイナの視界に黒い三角形の魔方陣が入る。
「まさか…。あの魔法陣のせい!?」
ミイナはようやく理解した。あれはモーディス達が使ったものだと。
「なんなの、あいつら…。こんな魔法まで使えるなんて…」
ミイナは改めて敵の強さを思い知った。
黒豹三兄弟はというと、混乱した会場の様子を満足げに見渡していた。

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