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創造主ハーレム
官能リレー小説 - ファンタジー系

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創造主ハーレム 1

「危ないっ!!」

飲酒運転だろうか…フラフラしたトラックから名前も知らないお爺さんを救って俺は死んだ

「困りました」

女の子の声がする… 

「目を開けてください、高石サトルさん」

俺は名前を呼ばれ目を開けた…中学生くらいかな、女の子が浮いてる 

「失礼ですね、私は命の管理者…神ですよ」

サトル「その神さまが俺に何のようだ」

神は俺を指差し

神「あなたはまだ寿命じゃないんですよ、あなたが助けたお爺さんは助けなくても奇跡的に無傷で助かる予定でした」

サトル「じゃ、じゃあ俺は無駄死にって事か!?」

神「はい、残念ながら」

サトル「そっか…さぁ地獄でもどこでも連れていけ」

神「寿命じゃないのに死んだ人の魂を私は1度預かり、再び肉体に帰すんですけど……あ、自殺以外ね」

サトル「俺は生き返れるのか」

神「サトルさんがいつまでも寝てるから帰す肉体が焼かれてしまって…」

サトル「マジか」

神「かといって地獄にも天界にも空きが無い…あ、サトルさん異世界に興味ありませんか?」
――――

サトル「ここが異世界アルカディア…」

神さまの話はこうだった…

………

神「まだ神さまがいない世界があるんですよ
大地が広がり生命のいない世界アルカディア
サトルさん異世界の管理者…神になりませんか?」

………

サトル「俺が管理者…神さまか…」

俺が神さまから与えられたチカラは

イメージした物(無生物)を現実に変えるチカラ
植物系を急成長させるチカラ
生命の進化を速めるチカラ

サトル「よしっがんばるか…」

神になり寿命は無くなったんだ、この世界を楽しもうじゃないか

それに俺が神さまとして成長すれば使えるチカラも増えるらしいし

世界構築の為にも、まずは情報だな…

この世界の情報はどうすれば手に入るかな…と。

!!

頭の中で、大河の氾濫のような濁流が起きると言えばいいのかな、そんな感覚。嗅覚や触覚がすべて消え、すべての知覚がこの濁流に埋め尽くされる感覚。上下の感覚さえ失い、嵐に漂う小舟のように俺はその濁流の中をさまよった。




………あ………

気づいた時には、空間投影ディスプレイのように文字や図形が頭の中に浮かんでいた。


俺はしばらく頭に浮かんだ情報を読み続けた。
簡単にまとめると、地球の構成とほぼ同じ内容の惑星を1つと、月がいくつか構築できるだけの様々な材料が割り当てられているらしい。
頭の中には資材管理データや、チカラの使い方などが次々に読み込まれてゆく。


まず無生物に関しては自在に構築できるので、その材料をもとにして俺は惑星と3つの月を構築した。




「やっぱり、絶景だなぁ…」

あれから、俺の時間感覚にして1年が過ぎた。俺が今いるのは、緑に覆われた山の上。山頂に一つある、どっしりとした岩…なんだか巨人の腰掛けのようだ。その上に立って、周囲には巨大な自然が広がっている。ここは豊かな土地らしく、山のふもとには草原や林が広がり、それらの間を縫っていくつかの川がゆるりと流れているのが見える。
自分で創ってみて言うのもなんだが、いい世界になりそうだ。

どうも生命というのは、一定の科学的条件がそろえば原始生命が発生するらしくて地球同様の環境を揃えたら自然発生してくれた。
すぐに植物が世界に広く行きわたり、初歩的な動物も現れた。

その後は加速度的に生物が進化し、神の感覚では数時間で人類発祥まで進んだ。

「ここまでは、ほぼ地球の歴史と同じかな。
 さて、まるっきり地球のコピーじゃ芸が無いよな…」

俺は無機物を操作し、地球には存在しなかった要素を、原始人類の周囲に優先して配置していく。
そして暫く放置。

すると人類の中から、特殊な能力を持者が産まれ始めた。
地球に無い新たな要素が、植物を経由し動物へ、そして人類へと、無事取り入れられたようだ。

「よしよし、ファンタジーチックな生態系に成って来たぞ。
 文明レベルをもう数段階上げたら、一度直接接触してみるか。」

それから暫く見守ると、人類は国と言う概念を作り上げ、法に則った生活を始めるようになった。

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