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エルフイーター
官能リレー小説 - ファンタジー系

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エルフイーター 3

ロドが近づくと背中側から抱きついてきた。
「どうした、さみしいのか?」
女騎士はロドがまだ子供で、家族とはぐれてさみしさに甘えてきたのだと思った。
ロドの唇から白い牙がのぞいていた。
「くっ!」
女騎士が咬まれた首筋を押さえて立ち上がる。
ロドの唇には女騎士の鮮血がついていた。
「まだ意識があるとは、いい胆力をしている」
女騎士を見上げて話すロドの口調はそれまでのものとちがっていた。
女騎士は動揺しながらも、剣を抜かずに躊躇した。
「お前のおかげで封じの術が解けたのは感謝するが、斬られてもやっかいだからな。服従せよ」
「あ……」
女騎士が両膝をついた。
ロドが鮮血のついた唇で女騎士の唇を奪った。
女騎士の意識が朦朧として、我に返ったのは快感によって女の淫らな喘ぎ声をあげながら、翻弄され、ロドが上からかぶさるように抱きつき激しく腰を揺らしている真っ最中であった。
「我が眠りについている間は、そなたが我の命の器であるこの者を守護するのだ」
その声を聞きながら、女騎士は全身を小刻みに震わせて、ロドの白濁した熱い子種汁を膣内で受け止めていた。
性器の奥底が熱く蕩けて、何も考えることができなくなるほどの快感がはじける。
ロドが射精して脈打つ肉棒を根元まて突き入れたまま、じっと動かずに息が乱れて汗ばみながら、普段は鎧の下に隠された鍛えられて無駄なたるみのない、それでいて美しく艶やかな女体にしがみついている。
女騎士の快感の絶頂は長く続き、女騎士もそうでもしなければ耐えきれないというように、牝の本能に従いロドを抱き締めて柔肌を震わせていた。
鎧や衣服を草むらに散らばっていた。焚き火の光に照らされたロドと快楽に溺れた女騎士をあたたかい光が包みこんでいた。
膣洞が痙攣して、一度射精したロドの肉棒を刺激して搾り取るように締めつけ、ロドの肉棒は再び屹立していく。
ロドが苦笑して、再び腰をゆっくりと揺らし始めると、逃げるように女騎士が腰をくねらせる。
女という発情したけだものを屈服させるように、ロドは女騎士の乳房に指をくいこませるようにつかんだ。
乳房を揉みしだきながら、ロドが激しく腰を揺らすのと、ゆったりと揺らす動きのを使い分けてさらに女騎士を絶頂まで導いていく。
女騎士の唇がわずかに開き、熱い吐息とあえぎ声をもらしながら、端からよだれを流している。閉じられたまぶたが震え、眉をしかめて、全身が性器とつながってひとつになり蕩けるような快感に溺れながら涙ぐむ。
あまりに激しい快感で胸の奥がしめつけられたような思いがなぜかわきだしてきて、涙があふれてくる。
女騎士は処女ではなかった。まだ騎士として功績が認められて近衛隊の隊長に就任する前のまだ見習いの少女であった頃、先輩の兵士たちの慰みものにされたのだった。
兵士たちの寄宿舎の中は、街や王宮ではない。
明日には戦場の遺体となるかもしれないという恐怖をごまかして身分の低い平民あがりの兵士たちが暮らす場所である。

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