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The Rotten Rod
官能リレー小説 - ファンタジー系

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The Rotten Rod 1

一体自分はこの『腐った連中』と行動することになってからどれくらいの時間が経ったのかはわからない。
ただ一つだけ言えるのは、今の自分が三大欲求の二つである『食欲』、そして『性欲』に突き動かされ行動するようになったことだ。

私の名は三木 健一郎。元セールスマンだ。
私は表向きは『まじめな仕事人』として知られていたのだが、陰では筋金入りの『JK好き(ギャル系は除外)』としての顔もあった。
人間だったころは、よくJK屈辱物のAVを鑑賞し溜まったものを排出していたものだ。
だが、そんな生活に終止符が打たれたのは、ある日のニュースを見てからだった。
『国民の皆様に政府より緊急速報をお伝えします』
あの日物々しい表情で、見慣れたキャスターが語りかけてきた。
『関東地方各地にて、狂人化を引き起こす感染症が確認されました、繰り返します、関東地方各地にて・・・』
衝撃的だった。こんな話はSF映画の中だけだと思ってたが、まさか現実で起こるとは・・・

そのあとは皆さんも知っての通り、気が付いたら俺たちは『腐った連中』に取り囲まれてしまっていたのだ。
そしてそれからほどなくして、俺も腐った連中の仲間入りを果たしたわけだ。

新たな仲間となった連中は、自身がそうなってからだいぶ日が立ってるのか、まるで途上国の飢餓のような体系になっちまっている。さらに残念なのはその中にかつてJKだった連中も混じっていることだ。いくら俺でもそこまでの趣味はねえ!!

そんなわけで俺は『群れ』を離れ、一人寂しく夜の街を徘徊しているわけである。
「〜〜〜〜」

考えることはできるが、言葉に出すことはできなかった。そして腹も減っている。この間ガキの死体にほかの連中が群がってたもんで、俺もどうにか死体から指を食いちぎったのだが全然足りなかった。しかも、俺の『モノ』までビンビンしてきやがる。二つの意味での『肉』が欲しい。
そう思って、目の前のビルのドアをゆっくりと開けた。すると目の前にあった者に対して驚愕する。


そこには半裸の美少女が二人いた。腐ってるはずだけど、やせ細っておらず、肌がそれぞれ緑と紫である以外は薄汚れたり崩れていない。
グラマーで理想的なJKで、二人が座る椅子の周りにはいくつも肉が転がっている。壁にいくつも掛けられた得物で狩ったのだろう。
この非常時において人でなくなっても、人生を謳歌しているとは明らかに強者だろう。
「上半身裸にネクタイだけってウケる」
「やだ、ピンコ立ちしてない?」
「お恥ずかしい」
彼女達の言葉がはっきり理解できたし、社会人らしく自嘲すると、向こうもわかったらしく、意味ありげに微笑した。

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